イケメン力カンスト娘【ヒロアカ】 (ページ29)

今日:11 hit、昨日:16 hit、合計:334,117 hit

第10話お見舞い2 ページ29

緑谷｢失礼しまーす。Aさん、お見舞い来たよって...............すいません！！部屋間違えました！！！｣

貴方｢間違えてない間違えてない。あ、ちょ、出久ー！！帰ってこいー！！｣

轟が病室にお見舞いに来てから数日後、蜜蝋が本で暇を潰していた時であった。

今だに髪が伸び続けている蜜蝋。

今日は頭の上で軽いお団子にしているのだが、なんせ髪が長いもんで。

後れ毛が四方八方から流れ出て、ベッドに弧を描いている。

緑谷はそんな姿を見た瞬間、90度に頭を下げ早足で病室から出ていこうとした。

その早いことと言ったら。

飯田｢どうしたんだ緑谷君、ここが蜜蝋君の病室だろう｣

麗日｢相澤先生に聞いてきたしあってると思うんやけどなぁ｣

続いて、飯田と麗日が病室に入ってくる。
仲良し3人組ってことだろうか。

貴方｢やぁ、お二人さん。元気そうだな｣

麗日｢あー蜜蝋さん！お見舞いき、たよ.........？｣

貴方｢なんせ暇だったからな、わざわざ来てくれるなんて嬉しいよ。ありがとう｣

麗日｢み、蜜蝋さんが...お、女の子に.........｣

貴方｢俺はこの世に生を受けてから女なんだが｣

麗日｢うわ！！この苦笑気味だけど綺麗な笑みは間違いなく蜜蝋さん！！だけどイケメンから美少女になってる！！！めちゃくちゃ可愛いんだけどどうしよう！！｣

貴方｢落ち着け、麗日ちゃん落ち着け。あと飯田。なんだその驚愕に満ちた顔は。いいから病院でさ迷ってるはずの出久連れ戻してこい｣

轟はすぐ受け入れたが、この3人は無理だった。

その違いは適応能力の有無か、はたまた轟が恋愛対象として蜜蝋を見ていたからか。

別にそんなことどうでもいいに過ぎる蜜蝋は、何とかこの場を収めようする。