イケメン力カンスト娘【ヒロアカ】 (ページ8)

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死柄｢あぁ、こんな所で1人で子供がいるなんて。殺していいかな｣

貴方｢あはは、どうやら客人ではないらしい。少なくともコチラから招いたことはないのだろうか｣

死柄｢冷静、警戒心も強いね。過去に殺されかけたことでもあるのかな？｣

貴方｢あいにく、平々凡々な家庭で育ったが。ふむ。それは褒め言葉として受け取っておくかな｣

男の腕が伸びてきて、蜜蝋の肩を掴む。

と、みるみるうちに崩れていく右肩。

蜜蝋はペシッと男の手を払い、少しだけ距離を摂る。肩からは出血大量。どう見ても重症だ。

貴方｢あーあ。痛いじゃないか。酷いなぁ｣

死柄｢......お前も、雄英高校の優等生なんだろ？個性の1つでも使って反撃してみろよ｣

男は余裕そうな蜜蝋の態度が気に入らないのか、首をかきながら問う。

蜜蝋は首を竦めた。

貴方｢はて、どこの馬の骨ともわからん奴らに個性をわざわざ披露するとでも？俺は目立ちたいヒーローではないからな。出来れば謎でいたい。そう言うものだろ？｣

死柄｢ほう｣

貴方｢その分、貴方は致命的なミスをしたな。個性は手に触れたものを崩す...そんなものだろう。貴方が何をしたいかは知らないが、こちらは先に情報戦を有利に進めているのかもしれないな｣

死柄｢.........それは、お前を殺せば関係ない話だろ？｣

貴方｢殺る気かい？いいだろう。相手してやる｣

その時、黒い霧が男の横に現れる。
それは、実体が恐らくだが無いものであった。

黒霧｢死柄木弔、目的は完遂しましたよ｣

死柄｢あぁ、なら帰るか｣

貴方｢なんだ、帰るのか。せっかくその気になったのに｣

死柄｢ははっヴィランが帰ると言ったんだ。少しは喜んだらどうだ？｣

貴方｢内心では大喜びさ｣

死柄｢そうは見えないな。お前は戦いが好きなんだろ？ヒーローじゃなくて、バーサーカーだ｣

貴方｢バーサーカー、か。乙女にそんなこと言うんじゃない。モテないぞ｣

死柄｢.....................は？｣

貴方｢ん？なんだ、気づいてなかったのか｣

死柄｢え、おま、女......？｣

貴方｢なんだ、いい間抜けつらじゃないか｣

死柄｢.........ふーん、煽るねぇ。まぁ、今日は帰るけど。でも、そうだなぁ...もし、俺達のことヒーローに言ったら、、、お前の家族友達全て、殺すから｣

そう言うと男は霧の中へ消えていった。

蜜蝋は周りに誰か他の人物がいないことを確認し、そっとベンチに腰を下ろした。