Laugh In the LIFE

失礼します ページ34

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「ほんと可愛いな、天使」

可愛すぎて写真撮ったのは内緒



「俺も寝るか」



そう思って電気を消して、自分のベッドに入る


なんとか今夜を凌げた



と思ったのも束の間


ガラガラ



リビングに続いている寝室の引き戸が開いて





『宗くん居った…居なくなったかと思った』



『ダメやん居らんくなったら』





本当にさっきは天使だと思ったけど

これは流石に悪魔すぎるって




あろうことか俺のベッドに入ってきたAちゃん



最高なんだけど不安でしかない




今までの野球人生


沢山我慢もしてきた


忍耐力もあるはず


頑張れ俺


『一緒に寝よ？』


「は〜ズルいわ…」


心臓は今にも飛び出そう



好きな女の子が酔って
俺のベッドに入ってきて


とてつもない至近距離にいる



『ぎゅーして？』


「はい」

　

『好きやで〜宗くん』



ちゅ


そう言ってほっぺにチューをして


寝た彼女



生殺しってこういうこと？




頭を撫でながら


スヤスヤと寝るAちゃんをみる



これくらいは俺も許して欲しいよね



「俺も好き」



寝てて聞こえてない時に言うなんて


我ながら勇気がないなぁと思うけど



ほっぺとおでこにキスをして




「おやすみ」



状況的には拷問に近いけど
同じシャンプーの匂いがするAちゃんを抱きしめていると

幸せってこういうことか


なんて改めて思ったりして


気づいたら俺も寝てた

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