Laugh In the LIFE

夜のコンビニ ページ41

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村上side



『アイス食べたい』




そんな一言でいつものようにコンビニに



俺のダル着を着て



当たり前に手を繋いで



『こうやって2人で過ごすのも
暫くできないね？』



「寂しい？」


『寂しいけど、頑張ってる姿
たくさん見れるから嬉しいよ』


『私が支えてる人が頑張ってるんだもん』


『頑張ってること知ってる分

それが実ってる所を見れるのが本当に嬉しいよ』



真夏に差し掛かろうとしている


夜はまだ少し涼しいこの季節




「俺もAちゃんテレビ出てんの見て頑張るわ」


『それは見なくていいよ！』



会えないもどかしさと


野球という背負ってるものの大きさと



『今度大きな仕事があるんだ〜
私がやりたかったお仕事なの』



『私も頑張るから宗くんもね？』



『一緒にがんばろ！』




本当にシーズンが始まってから



何度もAちゃんに救われている



うまく行かない時は寄り添ってくれて




調子がいい時は俺以上に喜んでくれて



Aちゃんが居ない生活は考えられないな












コンビニに着いて各々みたい所を見てる



俺の手にはカゴがあって



『ねぇねぇ宗くん！』



手を握ってアイスコーナーに連れて行かれると



こっちとこっち どっちがいいかな？



「どっちも食べたいんでしょ？」



彼女の返事を聞く前に


カゴに２つとも入れる



Aちゃんなら２つとも余裕で食べるだろうし




『ありがとう〜！』




キラキラした顔で喜んでくれて




Aちゃんが喜ぶならアイスだってなんだって


たくさん俺が用意するから

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