本性知ったら狙われた[男主]

表39 ページ40

うらたside

センラ「カイ君寝ちゃったんで、うらたさんに預けてもいいですか？」

浦「……別にいいけど。」

　
二日目、夜。
センラとだいぶ飲んできたのか、寝てしまったAを押し付けられた。
そういや昼間に、二人で飲むとか言ってたっけ。
……ったく。


Aが少し丸くなって、すやすやと眠る姿に


　
　
何かイラッとした。←

イラッとした。(2回目)

　
浦「……こっちは真剣に考えてるのに、気持ち良さそうに寝やがって…。」

頬っぺたをフニフニと触る。
……ん、やわかい。

　
浦「(今なら、言ってもバレないよな…？)」


まぁ何。
予行練習、じゃねーけどさ。


ベッドで横になるAの隣にちょこんと座る。
勿論正座。←
声優の仕事と違ってセリフじゃないけど、言葉を頭で考える。
で、一回深呼吸。
　

…………よし。

　
　

浦「……俺も、好きだよ。」


しん……と声が部屋に響く。
……まあまあまあ。こんな感じでいい……のか？

　
浦「……んー。」

『……ホントに？』

浦「嘘ついてどうするん……え？」
　
　
　

ギギギと首を声の主の方へ向ければ、とろんとした表情のAと目が合った。

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