return × return 【緑谷出久】

8話 ページ9

『もういいコンビニ行k「あっっ！！みっ、見て！これ！Aちゃん！」……は？』






冷や汗をかいたデクが自身の携帯を指さした






『ヤホーnews…？』







その記事には






【大迷惑!深夜の街中コンビニATMに個性:プログラミング系ハッカー現る】






【深夜 ０時 ２６分

都心のコンビニATMに謎のプログラミング言語を駆使し数千万を盗みとるという事件発生。

犯人は未だ特定されておらず複数の店舗の機械がハッキングされた為共犯者がいる可能性があるという。

警察とフリーホワイトハッカーにより事態の終息が急がれるがこれ以上の被害を抑えるため〇△銀行のATMを一時全面停止。


サイバー犯罪捜査官によると今夜回復する見込みはないとの事……etc


※今回はサイバー犯罪という武力を伴わない事件の為ヒーローに出動命令は出ていない。】




『今夜……回復しない…』





顔面蒼白





「まだ大丈夫だよ……！！Aちゃん、家はどこ方面？もう実家には住んでいないっておばさんには聞いてるけど…途中までなら！多分…！」





『無理よ私勝己の家の先の橋を越えたとこにある』




「ま、真反対…………」






こんなタイミングでデクに住所を教えることになるなんて。







もうこうなったらさっきみたいに＿＿＿＿＿＿







「Aちゃん」



『何、もう関係ないでしょさっさと帰れ…ば……』




意を決したかのような顔で見つめられた。



翠色の瞳は私を捉えては外し…そしてもう一度映した






「…君さえ良ければなんだけど









僕の家来る…？」

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す