死凶の世 (ページ1)

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始まりページ1

足音がする

淵「再生させるより、創り直したほうが早いね。」
淵「早いほうが皆も喜ぶだろうし・・・。」
淵「・・・あの日の死を胸に、透明な海を覗こう。
『透明な深淵』」

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世界が揺れている
全てが壊れようとしている

　「ひょーせつ！！！」
名を呼ばれた天使は落ちていった

氷「・・・レツ様。」
レ「ひょーせつ。」
氷「・・・核を、出してください。」
レ「きえちゃうよ？いいの？」
氷「消えるのは、壊すからでしょう。」
レ「そうだね。みんなこわすもんね。」
氷「壊すのではなく、取り出せば運命が変わると思いませんか？」
レ「おもうかも！」
氷「では、やってみましょう。」
レ「うん！」

レツと氷雪は核を取り出した
レ「・・・いたくないし、かるくなった！」
氷「本当ですね。」
氷「・・・何か来ます！戦闘じゅ」

レ「ひょーせつ〜〜〜〜！！！！」
氷雪は残っていた化物によって宙に放り投げられた
レ(あのままじゃ、おちちゃう！)
レ(たすけなきゃ。でも、おちるのはやくておいつけない・・・。)

レ(がんばらなきゃ！)

レツは氷雪をなんとかして抱えた

レ「ひょーせつ！ひょーせつ〜〜〜！！！」
化物に殴られて意識が戻らなくなってるようだ
レ「そんなぁ・・・やだぁ・・・やだよぅ・・・ひょーせつ。」
レ「おきてよ。ぼくとおはなししようよ。」
レ(いきしてない。どうしよう。)
レ(どうしよう。どうしよう。)
レ(じんこうこきゅう、だっけ。やってみようかな。)

レツは氷雪に人工呼吸をしてみた

レ(よかった・・・ちょっとだけど、いきした。よかった・・・。)
レ(ひょーせつがいないと、ぼくなにもできないからよかった。)

レ(ぼくもおおきくならなきゃ。せいちょうしなきゃ。)

レ(あのじゅつをつかってみよう。)
レ(つかれるかもしれないけど。)

レツは術を使った

レ(・・・成功したか・・・？)
レ(・・・わからん。)
レ(ぼくのことはどうでもいい。大事なのは氷雪だ。
どこかで蘇生させないと、死ぬかもしれない。)
※この世界の蘇生は結構捻くれてる変わり物です
レ(氷雪、絶対助けるから。)