喜怒哀楽 (ページ1)

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偏りページ1

浮世世界も、死凶の世も
皆感情が偏っていて面白くない

つまらない。

(あぁ、でも、駄目なんだった。)

感情が揃うのは、駄目
でもつまらない

そんなことを考えながら歩いていたら、人にぶつかった
(怒ってる・・・。)
浮世世界もこの世界も、人間の怖さは変わらないらしい
相手の方からぶつかってきてもぶつかられた方のせいになる
『ぶつかってしまって、すみません。』

相手は許してくれなくて、殴られた

相手に好き放題殴られ、ふらふらと家に帰る
『ただいま。』

「おかえりなさ＿＿」
出てきたのは明神ちゃん
『(ノイズ音)』
・・・彼女は泣き出した
泣き声に気付いた忌神が来た

忌「傍観者っ！？」
僕の傷に気付いた彼は僕を姫抱きして部屋に連れて行った

哀「傍観者、傍観者・・・。」
輪「大丈夫だよ。きっと。」
部屋には輪廻もいた
輪「傍観者って、笑わないよね。泣かないし、怒らないし、楽しまない。」

輪廻が近づいてきた
『だって・・・(ノイズ音)だから・・・。』
ノイズ音がうるさく感じた

輪廻にはよくわからなかったらしい
ごめんね、僕は、■■だから
感情が全部■■から

＿＿感情が偏っている皆が羨ましいな