3章最終話？「落ちた落ちた落ち」 ページ50
ーお互いに説明したー
錦「………成る程。」
「■」『後は明朧だけ、かな？』
吹け
明朧「あ、皆。」
吹け、吹け
壱隠「明朧だ！」
吹け、吹け、吹け
壱隠「無事だったんだね。」
吹け、吹け、吹け、吹け
明朧「うん。無事だよ。」
ーー
吹け、吹け、吹け、吹け、吹け
レツ(待つ、とは決めたけど…やっぱり心配かも。)
吹け、吹け、吹け、吹け、吹け、吹け
レツ(探しに行っても怒られない…よね？)
あと、あともう一歩。もう一歩だ。
もう一歩、あちらから近付いてくれれば…
ー
吹け
あちらから、誰かが歩いてくる音がする
吹け
あちらから、誰かが歩いてくる音がする
吹け
あちらから、誰かが歩いてくる音がする
吹け
お前のせいで、世界が壊れる音がする
吹け
お前が、お前達が嫌いだ
吹け
お前達が世界を壊すなら、俺がお前達を壊してやる！
「もちろんだ！」
七つの音、七つの祝福
七つの音、七つの崩壊
七つの音、七つの＿＿
ー
とんでもない爆音と共に、崩壊の中にいた者達は外へと弾き飛ばされる
皆が目を点にして驚いているのに対して、レツは静かに＿
まるでその音を懐かしむかのように目を閉じた＿＿＿
ー
レツ(僕の為に…自分の力を………………)
レツ(じゃあ、僕も。)
レツ(僕も、僕の力で君を…君の傷を………………………)
レツ(…お互い、小さくなっちゃった。)
レツ(力、もう無いや。)
レツ(………起きたら、ちょっとだけ回復してたり…して。)
レツ(そうだったら面白いかも。)
レツは
■はそう思いながら目を閉じた
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