検索窓
今日:30 hit、昨日:6 hit、合計:1,084 hit

3章7話「珍事件(2)」 ページ46

知ってました?「明日」ってちゃんと対処できるんですよ。
かなりの条件を揃えないといけませんし、2度と来ない…というわけでもないのでロワルデンでも放置に近い状態ですけど。

そういえば、今回のローブのあの3人組で条件揃うんですよね。
言えば対処をしてくる………筈…。


………あぁ早い。

壱隠(どうすれば、いいんだろう。)
壱隠(どうすれば、戦えるんだろう。)
壱隠(……錦のところまでは遠いから多分頼れないし……………どうすればいいかな。)
『裏をとん、と。』
壱隠「………。」
『そう、そう。軽く小突く感じで。』
『ここ、いい隠れ場所やと思わん…?』
壱隠(…隠れ場所。)
『こういう場所は結構あるから、よかったら探してみぃ。』
壱隠(市女さんに教えもらってのんびり探し回った隠れ場所。)
壱隠(隠れたのはよかったけど、暗くて怖くて出られなくなったんだっけ。)

壱隠(懐かしいかも。)
動きたくて、殺したくて
壱隠(……ここの近くにあったりしないかな。)
もじもじ、もぞもぞ
ーー
錦「………………壱隠が危うい。」
気配だけでそう断言する
錦「行かなくては。」
そう言い、襖を開ける

錦「なんだこれは。」
普段なら壁がある筈の場所に、上下に曲がりくねる廊下ができていた
錦「………。」
そして、本来なら廊下がある場所は壁となっている
錦「………ここを進むしかないか。」
愛刀を持ち、廊下を進む

憎しみ、哀しみ
錦「分かれ道か。」
……消してやる
錦「……壱隠の気配は……此方。」
廊下があまりにも狭くて能力が使えない
使えないせいでかなり遅い移動になってしまう

猛スピードには耐えられるが、走りの長距離に耐えられる体力は無い
普通逆な気はするが、能力に慣れた結果なので気にしない

……窓から見えてしまった。
「明日」を呼ぶ空が見えてしまった。

その知識がある。なので不味い事くらいわかる。
本当に急がなくてはならないのに……なのに………………


…そういえば、他の皆はどこにいる?
気配のしない皆はどこにいる?
……あと、壱隠は隠れたらしい。恐らく、市女が言っていた「隠れ場所」だろう。
なら安心だ。


某は他の者を探しにこの城を周ろうか。
ーー
いや…その………早いですね。
ラズル「ん、そうか?」
はい…はい……。
ラズル「お前1人でできなかったっけ?」
あの…今、立場的にできない…。
ラズル「あぁ…………。」
赤月「…大変だね。」
紅月「ね。」
は…ははは……。



……逃げていいですかね?

3章8話「珍事件、崩壊に終わり(1)」→←3章6話「珍事件(1)」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:内外世界談 , コルラノ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魔人。 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2022年2月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。