2章3話「暗いどこかで生きている(1)」 ページ4
少しお寝坊
少しふわふわ…
そんな彼が目を覚ました
■「ミレフ……起きてる…?」
ミレフ「あ、やっと起きた。おはよう、
眠「ん゙〜……おはよぉ…。」
ミレフ「眠、飲み物いる?」
眠「欲しい〜…。」
ミレフ「用意してあるから、はい。」
眠「ありがと………。」
ミレフに渡されたお茶を眠はゆっくりと飲んでいる
眠「……………飲めた。」
ミレフ「飲めたね。いい子。」
眠「うん。」
ミレフ「………買い物、どうしようかな。」
眠「……外に行かないで……。」
眠はミレフに向かってふらふらと歩き、後ろから抱きつく
ミレフ「わかった。」
ミレフは端末の電源を入れ、今日必要な物を頼んでいく
それを眠は眺めていた
ミレフ「…頼めたよ。」
眠「ありがと…。」
起きたばかりなのに眠そうにしている眠にミレフは問いかけた
ミレフ「……また寝る?」
眠「…うん………。」
眠「ミレフ……抱っこ……。」
ミレフ「わかった。」
眠を抱きしめながら、身体をベッドへと傾け落とす
ミレフ「ぃ゙ッ……!」
眠「そんな……雑に身体を寝かせる、から……。」
ミレフ「……ごめん。」
眠「いいよ…。」
ミレフ「もう寝よっか。」
眠「うん。」
自分と眠の身体に布団をかけ、お互いに向き合う
眠「おやすみ………ミレフ……………。」
ミレフ「うん。おやすみ、眠。」
静かに目を閉じ、布団の温かさに甘える事にした。
ー
■(いや…偶然夢の零れで入ってたけど………これ…本人ブチ切れ案件じゃない……?)
■(………これを本人が知ったら……まずいかも…。)
■(でも…このミレフは偽物の方だ……じゃあ、本物は…)
ー■分後ー
■(……どこにもいない。なんでだろう?)
■(………もしかして、この偽物…能力持ち………とか?いや、ないかな。能力持ちの偽物なんてレア中のレアだし。)
■(それか、偽物と本物が結託して…とか……は一応事例があるから…。)
■(まぁ、多分それかな。なら大丈夫か。)
■(……………でも、終わりが気になるから見守っておこう…。)
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