【浮世世界】（壊）2 (ページ15)

今日:6 hit、昨日:32 hit、合計:1,092 hit

おまけ話「自分がいなかったら、と考えたことはあるか？」ページ15

ライカ「………え、まず俺？」
■■「あぁ。」
ライカ「………………………ある、が…親父がギャンブル狂いだから…多分変わんなかっただろ。」
■■「………………そうだな。」
■■「ラズルは？」
ラズル「………姉さん、と母さん………………………が、」
ライカ「………。」
■■「………。」
ラズル「余計に生きづらく………」
ラズルは言葉が出なくなっていた

■■「………………変わらないか悪化するだけか。」
ライカ「父さんは？」

■■「俺は………………そう…そうだな……」
■■、皆からそう呼ばれている人物は考えながら口を開く
■■「俺は存在はできてる、だろうが………」
■■「多分、処分されてるな。」

ライカ「……父さん…そう…………だよなぁ。」
ライカ「かなり、古いんだっけ？」
■■「約1000年前のだぞ。ここでも遺るのはむずいだろ。」
ライカ「……そう考えると…よく遺れてるな？」
■■「創造神が珍しいから、って駄々捏ねたから無理矢理遺されてる。」
父さんは少し考え直す
■■「まぁ………確かに珍しいか。ここ、乗り物全く走らねぇし。」
ライカ「ラズル、お前泣きすぎ。この前のから3日も経ってないぞ。」
■■「………………泣きたいときに泣けばいいさ。」
ライカは目を閉じた

■■「お前は、今、泣きたいんだろ？」
■■「泣けばいいんだ。今だけは…弟の事を忘れて…………泣けばいいんだ………。」
ライカはそのまま涙を流した

■■は泣き潰れた2人を見ながら考えた
■■(泣かないで、なんて綺麗事はやっぱ嫌いだな………。)