2章10話「拗らせてた男達(1)」 ページ11
とある場所のベンチにて
くたびれたドグ神父に膝枕をし、彫刻の魔人を背中で挟んだレチェラが座っている
レチェラ「ふあ………。」
………とても眠そうだ。
その欠伸を聞いて、後ろの彫刻の魔人が目を覚ます
彫刻「レチェラさん………?」
その声を聞いたレチェラは、彫刻の魔人の方を向き、口づけをする
口づけをされた後、彫刻の魔人はほんの少しだけ考えた
彫刻「………………僕もお返しする。」
レチェラ「?」
彫刻「ちゅー…ってするから。」
レチェラ「どうぞ。」
レチェラを目を閉じ、キスをされるのを静かに待つ
彫刻(……睫毛、いつ見ても長いなぁ。目を開けてても閉じてても色気が出ちゃうの凄いなぁ。唇、ちょっとだけツヤがある…見た目が良くて、中身もいいレチェラさん………………………好き、だなぁ。)
彫刻の魔人は思い切ってキスをする
レチェラ「ン……ぁ…………ッう、ふ…」
レチェラの全身を嬲るかのような手付きでレチェラの全身を触る
彫刻(………かわいい。)
レチェラ「んっ……ふふ…」
レチェラさんの腰は細いが触り心地がとてもいい。
彫刻「……………満足。」
レチェラ「それはよかった。」
彫刻「凄く可愛かった。家に帰ったらもう一回したい。」
レチェラ「僕も。」
ードグが起きたー
ドグはうとうとしながらゆっくりと目を開いた
レチェラ「おはよう。ドグさん。」
ドグ「おかあさん………?」
レチェラ「うん。おかあさんだよ。」
ドグ「ん゙………おかあさ………………」
レチェラ「おはようのキスをしたいから、身体を起こすよ。」
ドグ「ぅ゙………あぅ………………」
レチェラ「ん………♡」
レチェラはドグにキスをした。それだけの事でドグは蕩けてしまった
ドグ「ゔ〜…おかあ…さ………………んぅ…」
レチェラ「僕の子可愛すぎたかも。」
彫刻「……多分元からだと思う。」
ーー
彫刻「ゼリー買ってきたから食べよ。」
レチェラ「うん。そうしよっか。」
ドグは小さく口を開けてゼリーが口に運ばれるのを待っている
ドグ「あ………」
レチェラ「あ〜ん。」
自分の口に持っていかれたゼリーを、ドグはゆっくりと食べる
彫刻「味はどう?」
ドグ「…………。」
ドグ「…美味。」
彫刻「そっかそっか。好きなだけ食べていいよ。」
ドグ「………あ、ん…」
彫刻「いいの?」
ドグ「は、い………………?」
ドグは彫刻の魔人にゼリーを食べてもらおうと、口元にスプーンを押し付けている
彫刻「そんなに押し付けなくてもちゃんと食べるよ。」
2章11話「拗らせてた男達(2)」→←2章9話「汚くて美しい(3)」
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