【浮世世界】（壊） (ページ45)

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1章18話「混沌深海？（6）」ページ45

目の前にはなぜか無限の魔人がいる。
無限「…………レチェラさんは？」
……彼は想定内の事を聞いてきた、ので4人で決めた嘘でもついてやろうと思う。
カイツ「……レチェラさんは、最近具合が悪くなってきてたから…と行って病院に行きました。」
カイツ「お友達に会ったからおまけ程度に着いてきてもらった、ってメールで来てた。」
無限「そうなの？」
カイツ「はい。」
無限「……。」
カイツ「恋人なら、もう少しだけ気にかけてあげてください。」
無限「うん、わかった。」
カイツ(…………本当にできるのかな…。)
無限「今は病院？」
カイツ「このメールが来たのは昨日なので…今はそのお友達の家にでも泊まっているのかもしれない。」
無限「……。」
カイツ「…………数日待っていたら帰ってきますよ。大丈夫。」
カイツ(いや…正直あんまり大丈夫じゃない。数日後に『明日』が来る。)
無限「わかった。待ってる。」
ー無限の魔人の部屋ー
無限「………………買い物行きたい…。」
無限(でも…行くの面倒くさい…。)
無限(行きたい…面倒くさい………うぅ……。)
無限(……行くか…行かないか……。)
少し考えて、面倒くさがらずに買い物に行くことにした。
ー外ー
無限「何買おうかな。」
どの店に行くのかを悩みながら歩いていると、見覚えのある姿が見えた。
無限(あ…れは………レチェラ…さん……？)
レチェラさんのような人物の隣には誰かがいる
無限(…隣の人は…誰…？友達…？)
レチェラさんのような人物は見たことのない服を着ている。露出のない、まるで貴族のようなひらひらとした服。
無限(それに、あの服…見たことがない服を着てる…。)
無限(……気のせいかな…。)
とりあえず、買い物をしよう。
ーおもちゃ屋ー
無限「………あ、これ可愛い。」
ぬいぐるみ売り場の棚に置いてあるウサギのぬいぐるみが、とても可愛く見えた。
無限「………これ買おうかな。」
ー外ー
無限「………あ」
さっきのは本当にレチェラさんだったらしい。
少しアダルトな服屋から誰かと一緒に出てきた。
無限(…。)
よく見ると、レチェラさんの腰には手が回されている
無限(………友達、なのかな…。)
友達のような雰囲気はあるが、別の雰囲気もある。
…友達同士なら、腰に手を回すことはあるのだろうか？
自分の知識ではちょっと…わからないかもしれない。
………とりあえず、帰ろう。