1章9話「混沌深海(4)」 ページ34
アッシュ「それか。じゃあ俺はこれ。」
ネク「僕がこれ…?」
アッシュ「交換するか?」
ネク「いや、いいよ。」
アッシュ「そうか。」
アッシュ「2人きりのとき、何か話した?」
ネク「……女子会はした。」
アッシュ「…………???」
アッシュ(ど、どうなったら女子会になるんだ…。)
ネク「レチェラさん、が好きなんだって。いつか買ってあげたい。」
アッシュ「そうだな。いつか…いつか行くか。」
ネク「……アッシュが言うとフラグに聞こえる。」
アッシュ「なんでだよ!!」
ー
少し時間が過ぎて、窓を見る
ネク「……レチェラさん、外見て。」
レチェラ「?」
レチェラ「…………あ。」
アッシュ「どうし……。」
アッシュが窓から外を見て…気付く。
空が染まってきている。これ以上起きるのはマズい。
アッシュ「今日はもう寝たほうがいいな。カイツ達に言ってくる。」
ネク「わかった。」
ネク「レチェラさんは部屋に戻って寝る準備をして。アイツがいないのなら放っておけ。」
レチェラ「……はい。」
ー1階・リビングー
アッシュ「カイツ!アクゼ!」
アクゼ「どうしたの?」
アッシュ「外見ろ、外!」
アクゼ「え、もうその日!?」
アッシュ「そうらしいな。」
アクゼ「急いで寝よう。カイツくん呼んでくる。」
アッシュ「わかった。俺達は先に寝てるからな。」
アクゼ「はいはい。」
そう言ってすぐ、アッシュはエレベーターの方へと歩いて行った
アクゼ「あ、無限くん。今日はもう寝てね。何もしないで。」
無限「うん。」
無限の魔人は部屋へと戻って行った
アクゼ「カイツくん、もう寝なきゃ。」
カイツ「……ん。」
アクゼ「も〜…!仕方ないなぁ。」
アクゼはカイツをおぶってエレベーターへと向かう
カイツ「……今回、ちょっと早かった。」
アクゼ「うん、早かったね。」
ー2階・ホールと廊下ー
カイツ「……………できた。」
アクゼ「ありがと。」
カイツ「……カーテン全部閉めた。」(魔法で)
アクゼ「ありがと!じゃあお部屋行こっか。」
カイツ「うん。」
ーカイツとアクゼの部屋ー
アクゼ「…おやすみ、カイツくん。」
カイツ「………おやすみなさい、アクゼくん。」
2人は眠る。
ロワルデンの者達は皆眠る。
明日を進める為に。今日を進める為に。
眠って1日耐えるのだ。
1章10話「明日を進めて今日をやり直す(1)」→←1章8話「混沌深海(3)」
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