【浮世世界】（壊） (ページ26)

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1章2話「ヨグ・クラナ（地底界）」ページ26

ドグ「想像してたものよりも広いですね……！」
信者「見て周るのに何日かかるんでしょうか・・・。」
信者「あ、あそこ。手を振ってます。」
ドグ「本当ですね。行きましょうか。」

ーヨグ・クラナ(地底界)中心部ー
ドグ「綺麗な噴水……。」
信者「ここ、ほんとに地底？」
信者「すごーい！」
ドグ「あ、着きますね。」

『初めまして。別の国から来てくださった皆様。これからよろしくお願いいたします。』
ドグ「よろしくお願いします。……これはホログラムですか？」
『そうです。今、仕事が溜まっているので録音から自動化した音声AIとホログラムでお出迎えさせていただいています。申し訳ございません。』
ドグ「大丈夫ですよ。」
『ありがとうございます。では、住者書を確認いたしますので提出をお願いします。』
ーー
『ありがとうございます。確認が終わるまで自由に見てきていいですよ。地図を端末に送りますね。』

信者「・・・広すぎ。」
『楽しんでくださいね。』
ー
ドグ「どこから行きます？」
信者「全員でまわると時間かかりそうだし、グループを作ろう。」
ドグ「ですね。」
ドグ「兄弟は固まって行動してくださいね？」
信者「しんぷたま、おんなじ…おんなじ……！！」
信者「あぁ…もう、また…。」
ドグ「大丈夫ですよ。本当に可愛らしいですね…。」
信者「私達も分かれましょう。」
信者「うん。」

グループ1
ドグさんと兄弟姉妹3、4組
グループ2
少女だけ
グループ3
恋人関係多め
グループ4
適当

ドグ「東側に行ってきます。」
信者「僕達は北に行こう。」
信者「私達は中心部をもう少し見てまわりましょう。」
信者「じゃあ、西行くか。」
信者「南が残ってるからそっち行こう。」

ー移動途中ー
信者「しんぷた！」
ドグ「はい、どうしましたか？」
信者「だっこ！だっこちて！」
信者「おい……。」
ドグ「……大丈夫ですか？」
信者「もういい…好きにして……。」
ドグ「……。」
ドグ「……私は少し疲れてしまいました。お兄さんの方が元気そうなのでお兄さんに抱っこしてもらうのはどうでしょうか？」
信者「ん…そうする……。」
信者「おにいた！だっこ！」
信者「…はいはい。」
少し呆れながら抱っこをする
信者「たー！」
信者「…………。」
なんとも言えない目でこちらを見る
ドグ「……ふふ。」
信者「………神父様って、そういうとこありますよね。」
ドグ「ふふ…一体なんのことでしょうか？」