序章1話「第一区域(1)」 ページ2
傍観者(……やっぱり。)
傍観者『はい、マップ送ったよ。』
シェス「お、ありがとう。」
シェス「歩くからナビ頼んだ。」
傍観者『はいはい。』
ー第一区域ー
シェス「ここは?」
傍観者『ん〜〜…と……。』
シェス「ナビ大丈夫か?」
傍観者『今のマップと前のマップの両方を見比べる必要があるからちょっと遅くなるかも。』
シェス「わかった。」
ー数分後ー
傍観者『………ここは、第一区域かな。』
シェス「第一区域か…店が多かった気がするな。」
傍観者『そうだね。第一区域は中華街が土地の半分を持っていってた。』
シェス「食料も調達したほうがいいか?」
傍観者『そう…だね。壊れた後だから何が怒るのかわからないし、持って行ってもいいかも。』
シェス「わかった。」
ー現場探索ー
シェス「これは…なんだ?」
傍観者『ん〜〜と……形は違うけど桃か林檎かな?スキャンしてみたらどう?』
シェス「…やってみる。」
傍観者(うわ、やり方古っ…。)
シェス「ん〜〜????」
傍観者『どうしたの?』
シェス「なんか…文字化けしてるというか伏せ字というか…。」
傍観者『崩壊した影響かも。』
シェス「…文字化けしてるってことはさ、絶対ロクなもんじゃねぇよな。」
傍観者『確かに。』
傍観者『じゃあ、移動する?』
シェス「そうするか。」
ー
シェス「……。」
傍観者『何もないね。』
シェス「何もないな…。」
傍観者『敵もいないし目立ったものもないし……。』
シェス「…何区域まであるんだ?」
傍観者「確認するね。」
傍観者『五区域まである…けど、五区域が行けなくなってる…?のかな。』
シェス「なるほど。二区域までの距離は?」
傍観者『ここからだと遠いよ。2時間くらいはかかるかも。』
シェス「…わかった。とりあえず、二区域に行こう。」
傍観者『うん。二区域は道なりに真っ直ぐ行けば着くよ。』
ー数十分後ー
シェス「うぉ…!?」
傍観者『魔物…がこっちに来てるね。』
シェス「……こいつら、なんか変だ。」
傍観者『うん、何かから逃げてるみたい。』
シェス「何から逃げてるんだ………?」
傍観者『魔物達が逃げてる方向に行かないとわからないよ。目的地も前にあるし。』
シェス「………よし、行くか。」
序章2話「第一区域(2)」→←Prologueー困る。大迷惑。ー
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