男勝りとか言うなよお“ぉ”part2!【w/r/w/r/d】

男勝り46 ページ3

zm side





課題が終わらない、






俺のその一言で勉強会をやる事になった







グルッペンの家に集まっても良かったが、流石に多すぎるためコネシマ宅とグルッペン宅に別れる事になった。







当然、女子二人も巻き込んで






ランダムに決める、と言っていたからどうせならAと一緒がいいな、と思っていた








俺の運は良かったのかもしれない。なんとAと一緒に勉強をする事になったのだ(二人きりではないけどな)







あの落ち着いた声で俺の名前を呼んでほしい、優しく頭を撫でてほしい、俺を頼ってほしい…そんな感情が渦巻いていた







Aが到着し、早速勉強会が始まった。俺は文系が得意じゃなかったからAに教えてもらうとまあわかりやすい事






ササっと終わり次の教科に移ることができた。








しかし数時間後、ショッピくんが皆に気を利かせていたと思ったらAにすり寄っていった←







莉緒が足りない、とかぼやいていたAの手を重ねて俺じゃダメですか、だと？







ああやめてくれ、その声をアイツに向けないで、優しく撫でるのをやめてくれ、俺を見てくれ…






グルグルと頭の中を回るこの歪んだ感情に耐えきれなくなり、言いだしてしまった









zm「…俺にもこれ教えてーや」





『ゾムたやちょいまち…もうちょい癒させて…』









断られた。あのAが？





口から出てくるのは乾いた吐息のみ。





その後もグルッペンが何か言っていたし、何時間かまだ勉強会が続いていたが、俺の頭には何も入ってこなかった

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