もうなんか…男勝りでいいや【w/r/w/r/d】

再会19 ページ20

貴方side





『うん、私を陥れるんやろ？ええで？今は誰も聞いてへん。

私に言いたい事あんならぶちまけてええねんで？』




笑顔で煽っていると、彼女の顔が怒りに染まった。




…いや元々なんだけど




ky「ふざ、けんなっ…！！」





語尾を強くして憎しみをあらわにし、怒りに身を任せカッターを振りかざし、私の肩と腕をカッターで切った




『いってぇ…へぇ、やるやん。』




ky「！？」




血が流れる腕を見せつけながら痛みに顔を歪める。やべ、普通に痛い




ky「っ！…ど、どうしよ…」




『はぁ…もーええわ。止血は自分でやる、金輪際莉緒や、私に関わんじゃねえ


邪魔や、どけ』




血が滲み、じわじわと赤く染まる服を見て女は固まる




『どけ言うとるやろが、警察呼ばれたいか』





汗を滲ませ、睨みながら肩を押さえて歩き出す





『莉緒悪い。ちょい怪我したけ先戻るわ』




ri《え、何があったん？》




『明日言うわ。痛え』



震える腕を押さえ、ゆっくりと歩き出した





確か、この辺に…

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

？side




Aから電話を受け、一階まで降りた




目の前に映ったのはなぜか腕を真っ赤に染めて壁にもたれかかり、浅く息をしているAの姿が




「っ、Aッ！？」




『おー…こんな夜遅くにすまんな…ちょっと止血する包帯借してくれんか…？』





___…トントン

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