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貴方side
目が覚めたのは自室のベッドの上だった
私が4番隊だった時と同じ部屋
なのに、違和感を感じるのはなぜ？
『…む、というか我々国は大竟帝国に勝ったのか…？』
彼ら幹部を助け出してからの記憶が曖昧だ。
一人でウンウン唸っていると扉が勢いよく開く
cn「Aさぁん！！！」
『…見た所無傷だが、一応病み上がり扱いになるのを忘れるな？』
扉を開けた勢いのまま私に抱きついてきたチーノを引っ剥がし、立ち上がってみる
痛くは…ない。少し体が怠いだけだな
cn「とりあえず、皆の所に行きましょう！」
『っあ…先に行っててくれ、今の私では補佐について行けるほど早く歩けない』
申し訳なさでそう言うと、チーノはフッと笑って私の手を握った
cn「良いですよ、そんなの。Aさんのペースで歩いてください！」
『あぁ、気持ちは嬉しいんだが、手を持たれると歩きづらい。』
cn「えッ、あ、すみません…」
ut「プーッwwフラれてやんの！！」
しょんぼりとする彼を、後ろの曲がり角から煽るように笑う鬱
『…まあ、明日には回復する。すまないな』
心の中にある喪失感を抱きながら、いつもよりゆっくり歩いた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜Two days ago〜
zm side
kr「本当に…消すんだね」
透明な液体が入ったビーカーを持って、面の下から俺をまっすぐに見つめられる
zm「世の中には、知らんでもええ事ぐらいあるやろ。それがたまたま家族に関する事だっただけや」
kr「…仮にもし、彼女が何かの反動で記憶を取り戻したとして、暴走したら？」
zm「そん時は俺がまた記憶を消すだけや。」
そうかい、とくられ先生は目を伏せて、Aの口の中にビーカーの中身を注いだ
全て彼女の体内に薬が入ったのを確認すると、白衣をひらめかせながら振り向く
kr「もう…後戻り出来ないからね」
zm「承知の上での行動やで。」
俺は、Aの贖罪を代わりに罪へと捧げた。
こんな事をすれば、神様はきっと俺をお許しにはならないだろう
でもいいのだ。俺は、罪を代わりに被ってまでしても、彼女には強くて美しく在ってほしかったから。
＿＿第八章・【贖罪】 終
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無印。(プロフ) - 蓮さん» お褒め頂き光栄の限りです。本当は長編小説にするつもりなんか無かったのですが、長引いちゃって…((これからも応援よろしくお願いします(⌒▽⌒) (2020年4月28日 20時) (
レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 沙月さん» アクシデント祭りな夢小説の中で、いかに斜め上を行くかを考えた結果、なんか難しい作品になっちゃいました笑 これからも本作にお付き合いして頂けると幸いです(^^) (2020年4月28日 20時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 1から読ませていただきましたー！凄く面白くて、とても続きが気になってしょうがない！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月16日 3時) (レス) id: c1de24726a (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - ユ、ユーニスちゃんのこと思い出してしまった…これからどうなるんだろう… (2020年4月1日 11時) (レス) id: a772a48060 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 闇鬼星さん» えッ、えッ、めっちゃ考察してはるやん…(歓喜)ユーニスちゃんのその後…どうなるんですかね…(←作者)((これからも更新頑張ります！応援ありがとうございます！！ (2020年3月6日 17時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無印。
| 作成日時：2020年2月23日 19時
