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zm side
妹に会える、といつもより上機嫌に歩いていたAは、今は絶望の表情に染まっている
国のためにと忠誠を捧げた彼女は、幾人もの兵士を葬り去っていたのに、妹を殺したと涙を流しているのだ
彼女は真面目だから、きっと罪悪感を感じてこれから生きていくのだろう
そうなってしまうと、今度こそ彼女から感情が消えてしまうような気がした
そんなAを救うには、方法は一つしかない。
妹…ユーニスちゃんに関する記憶を全て消す事だ
トイレへ行くと称し、エミさんにインカムを繋ぐ
em《えぇ…故意に記憶を消すなんて無理ですよ…》
zm「でも…あのままじゃアイツ、自 殺するで？」
em《それだけは避けたいですけど…っちょ！くられ先生！！》
ブチブチとインカムを取り合う音が聞こえ、エミさんではない声が耳に響いた
kr《ゾム君…記憶を消す事はそう難しくはないけど、消えた記憶の穴埋めはどうするつもりなんだい？》
穴埋め…
zm「俺ら、幹部がAに付きっきりになって既成事実を埋め込ませる」
kr《君は、彼女にとって大切な人を間接的に殺すっていう事になるけど、その罪悪感に耐えられる？》
息が、詰まる
zm「…惚れた弱みや。そのぐらいの罪悪感、ガンスルーしたる」
kr《…はぁ、これだから脳筋は…分かったよ、新しい薬作って待ってるから。》
おう、と返事をしてインカムを切った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
zm「わり、遅くなった」
『…あぁ』
馬車に戻ると、Aは震えていた手を隠すようにして足を組む
zm「…もうすぐ着くから、我慢してな」
『ご配慮感謝する』
平気なフリして、大きな傷を隠そうとしても、バレバレなのに。
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無印。(プロフ) - 蓮さん» お褒め頂き光栄の限りです。本当は長編小説にするつもりなんか無かったのですが、長引いちゃって…((これからも応援よろしくお願いします(⌒▽⌒) (2020年4月28日 20時) (
レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 沙月さん» アクシデント祭りな夢小説の中で、いかに斜め上を行くかを考えた結果、なんか難しい作品になっちゃいました笑 これからも本作にお付き合いして頂けると幸いです(^^) (2020年4月28日 20時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 1から読ませていただきましたー！凄く面白くて、とても続きが気になってしょうがない！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月16日 3時) (レス) id: c1de24726a (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - ユ、ユーニスちゃんのこと思い出してしまった…これからどうなるんだろう… (2020年4月1日 11時) (レス) id: a772a48060 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 闇鬼星さん» えッ、えッ、めっちゃ考察してはるやん…(歓喜)ユーニスちゃんのその後…どうなるんですかね…(←作者)((これからも更新頑張ります！応援ありがとうございます！！ (2020年3月6日 17時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無印。
| 作成日時：2020年2月23日 19時
