第八章・【贖罪】1 ページ2
貴方side
体にじんわりと広がる暖かみを感じ、ゆっくりと目を開く
『ん…』
ps「あ、Aちゃんおはよ」
私の目が覚めるのを確認すると、ベッド脇に近づいて来た
ps「よくあんな貧血状態で走れたね、痛かったやろ。」
『…軍人にとって、傷は勲章のようなものだ』
ps「はいはい、女の子は黙って寝てるの。」
『い“っ…それでも医者か、貴様…』
起き上がろうとした私の右脇腹を親指で押される
ps「医者でもあり、神の子でもあるよ」
性格の悪い奴め…
息を吐こうとした瞬間、私の脳内にユーニスの顔が思い浮かんだ
『ッ、しんぺい殿…ここは、何国だ！？』
ps「え？一応我々国やけど…」
『ウォード国まで、何kmか教えてくれ』
そうだ。私にはまだやらねばならぬ事があったのだ。
治療に専念、などしている暇などない
ps「っえ？ウォード国…1200kmぐらい？」
1200km…頑張って10日だな。
もちろんノンストップで、だ。
『そうか…しんぺい殿、鎮痛剤はあるか？』
まっすぐに彼を見据えると、驚いた顔をされた
ps「え、あるけど…」
『2週間分、頼めるか？』
ps「何、するつもり、？」
グルッペンに何か吹き込まれたのか、動き出そうとする私を止めるしんぺい神
『野暮用だ。まあ、私にとっては大事な用事だがな』
＿“お姉ちゃん！！”
ps「ダメ、行ったらアカン…ッ！」
私を抱きしめてくれた小さな暖かみを思い出しながら、笑う
『お願いだから、数少ない私の幸せを、奪わないでくれ。』
それは、私が他人に初めて見せる、“弱さ”だった。
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無印。(プロフ) - 蓮さん» お褒め頂き光栄の限りです。本当は長編小説にするつもりなんか無かったのですが、長引いちゃって…((これからも応援よろしくお願いします(⌒▽⌒) (2020年4月28日 20時) (
レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 沙月さん» アクシデント祭りな夢小説の中で、いかに斜め上を行くかを考えた結果、なんか難しい作品になっちゃいました笑 これからも本作にお付き合いして頂けると幸いです(^^) (2020年4月28日 20時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 1から読ませていただきましたー！凄く面白くて、とても続きが気になってしょうがない！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月16日 3時) (レス) id: c1de24726a (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - ユ、ユーニスちゃんのこと思い出してしまった…これからどうなるんだろう… (2020年4月1日 11時) (レス) id: a772a48060 (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 闇鬼星さん» えッ、えッ、めっちゃ考察してはるやん…(歓喜)ユーニスちゃんのその後…どうなるんですかね…(←作者)((これからも更新頑張ります！応援ありがとうございます！！ (2020年3月6日 17時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無印。
| 作成日時：2020年2月23日 19時
