甘くて苦い、チョコレートのような。【wrwrd】 (ページ7)

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甘味6 ページ7

貴方side

『おはよー、マンちゃん～』

「あ、Aちゃん！おはようめう～」

2年生に上がって隣になっていたのはオスマンだった。

ふわふわした薄茶色の髪に物腰柔らかそうな笑顔と態度に、まさかの女子力高めのJKというギャップを併せ持つ彼に私が気に入られ、なんやかんやあって仲良くなった。

『マンちゃ～ん、聞いてよ…昨日ね、すご～く眉間にしわの寄った人にぶつかっちゃって、ごめんなさいって言ったのに女子に廊下まで連れられて「トントン様に向かってその口の利き方は何よ！」って～(泣)』

「それを一息に真顔で言い切るAちゃんは相変わらずすごい肺活量やんなぁ～ｗ」

『だって私何も悪くないし…つか、トントン様って誰やねん…』

「トントンは俺だが」

『あ～、君が昨日のトントン君…

え？』

「Aちゃん…さっきからトントンそこにいたよ…？」

オーマイゴッドファーザー降臨。

ワンチャン人違いなことを祈って振り向くと、見覚えのある眉間のしわの寄り、馬鹿みたいにデカい身長、これまた見覚えのあるメガネ←

『あ…もしかして君、影薄い？？』

「なわけないだろ、俺は我々高校生徒会書記長のトントンやで、うちの学校の生徒は大体俺らの事知っとんてんちゃうか」

『あー…うん、まあ…私は同じクラスの奥村Aや、よろぴこりん』

「俺はトントンや、よろしゅうな」

「俺はオスマ」

『「知っとるわ」』

これが、私たちの出会いである。

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オスマン

17

177㎝

68㎏

Aの隣の席の男子。

Aの事が気になったり気にならなかったりする。

美味しいケーキ屋さんとか教えてくれそう(願望)

生徒会に入っている。