naive. (ページ6)

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道枝「修学旅行？」

「うん」

道枝「どこに行くの？」

「東京～」

道枝「ふーん。良かったじゃん」

こうやって話すのは幼馴染の道枝駿佑。
母親同士が仲良くて小さい頃から一緒に育ってきた私たち

高校は違うけど暇さえあれば部屋に遊びに行っている

「駿ちゃん達は？どこに行くの？」

道枝「さあね〜」

「…駿ちゃんって本当に行事興味無いよね」

道枝「だってそういう時に限って体調崩すじゃん。」

その通りだ。駿ちゃんは小さい頃から大事な行事になると変にテンションが上がって体調を崩していた

そして私も同様。いつも一緒にいたおかげでその病原菌を貰って2人とも寝込むのが当たり前になっていたぐらい

「懐かしいな〜小学生の頃の宿泊体験学習も、駿ちゃんから貰った風邪で私だけ行けなかったけどその日が、皆既日食が見れる日で這いつくばりながら外に出た思い出があるもん」

道枝「ほんまにそれ聞いた時こいつアホかと思ったわ」

「だって、駿ちゃん帰って来るなり〖何してんの？！〗って説教したよね(笑)」

道枝「A昔から変わらんもんな」

「何その言い方〜私も成長してます〜」

道枝「はいはい」

小学生まで私の方が背が高かったのに、いつの間にか身長も追い越されたと思ったら私が見上げるのも疲れるくらい高身長になっちゃって。

「ていうか家に帰っても勉強なんて偉いやん〜」

道枝「ちょ、髪の毛崩れるからやめてや！」

「今日はどこにも行かんからええやん。ぐしゃぐしゃでも」

道枝「なら俺もぐしゃぐしゃにしてやる」

「ぎゃーやめて〜！！！！！」

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