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「ハルト、ハルトもまっしーの手伝いしてたの？」
ハルト「たまたま。まっしーもドヨンも手が空いてなかったから仕方なく」
「そう、(笑)ありがとう」
ジョンウとジョンファンと話しているとお盆に乗せられたお粥とゼリーを手に部屋に入って来たのはハルトだった。
「風邪が移るぞ」なんて言うとハルトは二人を追い出してベッドの横に腰をかける
ハルト「……ん。」
「え？」
ハルト「口開けろ」
「いやいや大丈夫だよ？自分で食べられるから」
ハルト「いいから」
「わたしのほうがいいから！自分で食べれっ！？」
ハルト「ゆっくり噛めよ。ほらもう一口」
「あ、う、うん」
……珍しい。ハルトが私のお世話を自分からするなんて
お風呂上がりだろうか、髪の毛は濡れたままだし顔は少し火照っている
「…ハルト、、あんた風邪でもひいた？」
ハルト「は？なんで？」
「だって、 珍しく優しいから、」
ハルト「なんだよ珍しくって。そんなお前に冷たくしてるつもりないけど」
「いや、冷たいっていうか…」
ハルト「喋るのはいいから食え」
それからハルトは薬と水も持ってきてくれた。
本当に珍しいこともあるものなのね。てっきりご飯持ってきて終わりだと思ってたら私が眠るまでここに居るらしい
「……ルトや」
ハルト「ん？」
「髪、乾かさないと風邪ひくよ」
ハルト「もうほとんど乾いてきてるけどな。乾かすよAが寝たら」
「…私が乾かしてあげよっか？」
なんて言うとハルトはスマホから目を離しベッドで横たわる私を見つめた
「っ？！？冷たっ！」
ハルト「別にいい自分でする。それにお前顔真っ赤。早く寝ろ」
「う、うん……ねえハルト」
ハルト「まだ何かあんの？」
「手、握っててもいい？冷たくて気持ちいいから」
ハルト「……ん、」
ハルトの手の冷たさに心地良さを感じ気付いたら意識はふわふわと私は夢の中へ
ハルト「……早く元気になれよ」
優しい顔で私の頭を撫でるハルトを知らずに。
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作者名：fx x他1人 | 作成日時：2021年9月28日 19時
