MY TREASURE (ページ2)

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「ひーくん！一緒にジュンギュヒョン達の撮影見に行こう」

アサヒを誘って向かったのは、教室でジュンギュヒョンとハルトが撮影をしている最中だった

ジュンギュ「'' 席を替えてもらうよ ''」

ハルト「'' 嫌だね ''」

「'' 俺はお前とくっついていたい ''」

ジュンギュ「'' や、やめろよ ''」

そのやり取りを見て私は口をあんぐりとした。

隣を見るといつの間にかポップコーンを口にしていたひーくん。いつも通りすました顔をしていた

「………ひ、ひーくん」

アサヒ「ん？」

「これがBLなんだね。初めて見た」

アサヒ「やめろよ。それにしか見えなくなってくるやん」

「ジュンギュヒョンの立場がひーくんでも面白そうだね？」

アサヒ「絶対無理。きもい」

一人でニヤニヤしていると怪訝そうな顔をしたひーくんは持っていたポップコーンを私の口に突っ込んだ。

……アイスといい、ポップコーンといいひーくんは、私の口に物を無理やり突っ込むのが好きらしい

「ふいくんふぁにひふくふん(急に口に入れたら詰まるじゃん)」

アサヒ「Aの口を塞ぐにはこれがええねん。」

「えい！このやろ！ひーくんにも詰めたる」

アサヒ「わっ！やめろ！」

すっかりふたりの撮影を見に来ていたことを忘れてはしゃぐ私たちのやり取りを見つめていたハルトの視線には気付かなかった

ハルト「……………」

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