黒木くんの風邪�� ページ33
2人で支えながらやっとの思いで 上杉くんの家につく。
すると、
｢ここまででいい、って言いてぇ所だけど
小塚が薬持ってくるまで付き合ってくんない？｣
と、申し訳なさそうに上杉くんが言うもんだから クスッと笑って もちろん、と頷いた。
2人でリビングまで運び、上杉くんが敷いた敷布団の上に黒木くんを寝かせる。
｢やべっ 何もねぇ…｣
上杉くんが冷蔵庫を開けため息をつく。
｢立花、悪いけどコンビニまで行って…ってお前ここら辺の地理分かんねぇか。｣
落胆したように言う上杉くんに
｢私、黒木くんの看病しておくから 上杉くん行ってきていいよ。｣
と声をかけた。
いや、でも…、といつまでも行かない上杉くんにイラッとして
｢黒木くんが大変な時なんだよ！
早く行ってきてあげて！｣
と叫ぶように言うと 少し驚いた顔をしてから渋々というように
｢分かった。なるべく急ぐ。
…けど、なるべく黒木には近寄るな。
今の黒木は理性なんて持ち合わせてねぇんだからなっ！｣
と叫ぶように言い家を飛び出して行った。
…どういう意味？
上杉くんの言っていることはよく分からなかったけど まぁ、いいか。
そう思った時、黒木くんが苦しそうに喘ぐ。
上杉くんの忠告を忘れて 慌てて黒木くんの側に行く。
｢黒木くん、大丈夫？｣
｢…暑、い｣
そう言うと黒木くんは上体を起してシャツを脱ぎ始めた。
｢ちょっ 黒木くん！
ダメ！服は着てっ！｣
慌てて黒木くんの手を止めようとしたが、 力でかなうはずもなく 呆気なく上半身の衣服が脱ぎ捨てられる。
ズボンまで脱がれたら ヤバイ！そう思い
慌てて 黒木くんの身体は見ないようにして掛け布団をかけ、押しとどめる。
すると、黒木くんはフッと力が抜けたように眠りに落ちた。
良かった…
そう思い 暑苦しそうに顔を歪める黒木くんを見て、冷えピタ代わりになるものを思いつく。
ポケットからハンカチを取り出し、流し台で濡らす。
そして苦しそうな黒木くんの額に乗せると 幾分落ち着いたように見えた。
安心して、乱れている布団を整え 脱ぎ捨てられたシャツが皺にならないようにと畳んだりしていた。
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あーかり - な、なんと！私と同じ名前の人がいるとは！伸ばしつけたけど、え！？書いたっけ！？って思った、、、って、まぁ、更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 40a2a82728 (このIDを非表示/違反報告)
ramia - 私は今年中学受験生だった者です。受験はしんどいと思いますが、頑張ってください！ (2017年8月9日 20時) (レス) id: 847474aa7a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私も受験生です！みなさん中学受験ですか？ (2017年8月1日 1時) (レス) id: 40c7213eb4 (このIDを非表示/違反報告)
夢衣(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2017年5月17日 7時) (レス) id: 89d0776e69 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 私も受験生です
大変だと思いますが、がんばってください！応援してます！ (2017年5月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 71eaf23d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢衣 | 作成日時：2017年3月18日 16時
