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目覚めるともう朝になっていたようで、
外から雀がなく声が聞こえてくる。
廊下を進み、すれ違う信者たちに一人一人、笑顔でおはようと声をかける。
「教祖様」
『ん?』
誰かに呼び止められ、振り返るとAのことを調べさせていた信者の1人が軽く会釈をする。
『…やあ。Aのことで、何か分かったの?』
「はい。A様は、今、この近くの街で任務があり、明日まで滞在するそうです」
Aがこの近くに来ている。
顔を一目でもいいから、もう一度みたい。
今日の夜にでも、行ってみようか。
「あと、それと、A様が使ってらした部屋、ずっとあのままですが、どうされます?信者の方に部屋が狭い、と文句をつけてくる方もいまして。あの部屋は広いですし」
『…そっかぁ』
部屋はずっと、3年間そのままにしてある。
ずっと、掃除もしないまま。
綺麗さっぱり片付けられて、他の人があの部屋に住むと考えると、胸がなんだかモヤモヤとして、受け入れたくない。
それに、部屋について文句を言う奴を、あの子がいた空間に居させたくない。
『いや、そのままにしておいて。部屋なら他の部屋も広いところがあるだろう?』
ニコッと微笑むと信者も笑顔で分かりました、と言って去っていった。
夜Aのところに行くにしても、まだ時間がある。
どうするかなぁ…
猗窩座殿と喋るにしても、脳内からしゃべりかけるのは辞めろと無惨様にも言われたし、直接なんてこの日光が降り注いでいる時間には無理だ。
ふぅ、と息をついていつもの椅子に何となく座った。
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寺乃(プロフ) - 小姐さん» ぜひ見ていただけると嬉しいですー!✨ (9月20日 19時) (レス) id: db666116fc (このIDを非表示/違反報告)
小姐 - 新作だー!!絶対、見まーすっっっ!!^ ^ (9月18日 18時) (レス) @page3 id: d47bf1e932 (このIDを非表示/違反報告)
寺乃(プロフ) - ほしいも(*^^*)さん» ありがとうございますぅぅぅ!!頑張りまっす! (9月17日 16時) (レス) id: db666116fc (このIDを非表示/違反報告)
ほしいも(*^^*)(プロフ) - 新作おめでとうございます!!応援してますぇぇぇぇ (9月16日 19時) (レス) @page2 id: 88768a4726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寺乃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mui08081/
作成日時:2023年9月16日 16時