_ ページ23
・
その鬼は、白蔓色の上に血を被ったような髪をしていて、1番の特徴は虹色の瞳。
そう教えられたのは、柱のしのぶさんと話しているときだった。
__姉を殺した仇
そう言っていて、頭が真っ白になっていく。
それからも何かを話していた気がするけれど、頭に入ってこなくて、覚えていない。
童磨さんが鬼。
そんなはず無い。自分にそう思い込ませる。
でも、童磨さんが鬼だとすると、点と点が繋がっていく。
特徴が嫌なほど似ていて、
昼間外に出られず、日光を浴びられない。
1度だって、私の前で食べ物を食べたことは無かった。
"信者"と呼ばれている人達が、何故か女性だけ入れ替わりが激しかったこと。
そして、寺院に来た人達は、1度顔を合わせても二度と会うことはなかった。
ずっと、不思議に思っていたことが童磨さんが鬼だと仮定すると全て繋がってしまう。
童磨さんが、人を殺して喰っていた…?
「…、…さん、Aさん、」
「はいっ!」
「大丈夫ですか?」
「…あ、はい。すみません。ちょっと疲れているので休ませていただきます」
「そうですか…無理はしないようにしてくださいね」
優しい笑顔を向けられる。
その笑顔が、苦しかった。
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
寺乃(プロフ) - 小姐さん» ぜひ見ていただけると嬉しいですー!✨ (9月20日 19時) (レス) id: db666116fc (このIDを非表示/違反報告)
小姐 - 新作だー!!絶対、見まーすっっっ!!^ ^ (9月18日 18時) (レス) @page3 id: d47bf1e932 (このIDを非表示/違反報告)
寺乃(プロフ) - ほしいも(*^^*)さん» ありがとうございますぅぅぅ!!頑張りまっす! (9月17日 16時) (レス) id: db666116fc (このIDを非表示/違反報告)
ほしいも(*^^*)(プロフ) - 新作おめでとうございます!!応援してますぇぇぇぇ (9月16日 19時) (レス) @page2 id: 88768a4726 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:寺乃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mui08081/
作成日時:2023年9月16日 16時