成長日誌 (ページ9)

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合流ページ9

雅side

頂上に近づくにつれて体力が少なくなってきた。
蜥も速度が落ちてきているだろう、本命に会う前に合流を急がないと。

蜥の位置を探すため琥珀を飛ばし体力を温存する為に戦いを避ける。

先日の任務で鬼は少なくなっているはずなのに、おかしい。
この数日でできるだけ鬼を増やしたのか

本当にタチの悪い奴だな。
鬼殺隊からいなくなって良かったと心底思う。

そんなことを思っていると琥珀が帰ってきた。蜥を見つけたのか、仕事が早い。

琥珀が蜥の場所まで案内してくれるのでそれについていく。
この任務は今夜で終わらせよう。

そう今夜の満月に誓った。

暫く琥珀についていくと少し広い場所に出た。その中心に蜥はいた。

「琥珀、ありがとう。」

琥珀にお礼を言い、蜥と合流する。

「雅っ、よかった。俺もそろそろ合流しようと思っていたところだ。」

「なら丁度よかった。もうすぐ頂上が近いからね、行こうか。」

「了解」

互いに一歩足を出し頂上へ走った。

「月の呼吸捌の型月龍輪尾」

「蜥蜴の呼吸壱の型瞼閉蜥蜴」

ふう、だいぶ頂上が近くなってきた気がする。そろそろ決戦かな。

「っ？！雅、危なっ！！」

「…？あ゛…？」

危なかった…。少し左足をかすってしまった…
蜥に忠告されていなかったら本当に危なかった。

「ありがとう…蜥…。大丈夫だった？」

「ああ、俺は大丈夫だ。傷は浅そうだな…よかっｔ…」

「あーあ…手ごたえあったのになあ…」

「「！？」」