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音がする。
パチパチと目の前の彼がだすパスコードを入力する音じゃなくて、もっと悲惨な、火花散る音が。
｢ねぇ、ヒカルは…｣
｢とりあえず君はゲートくぐって｣
重たい音を立てて空いた扉の前に3人で立ち尽くす
音は他の2人にも聞こえてたみたいで、悔しそうに顔を歪めたあと｢3人で脱出できたら勝ちだね｣と言った
全く別人のヒカルだった。
俺の知ってる光はもっと暖かくて、
自己犠牲型じゃないし、
あんな化け物を相手にするタイプじゃない
でも、忘れられないんだ
この数分だったような、数時間だったような気もするよく分からない殺気立った空間で、俺を助けてくれたことが。
｢なに、迷ってるの？｣
｢君は元の世界に帰らなきゃ
このまままっすぐ行って、そしたら帰れるよ｣
｢もうこんな所に来ない方がいい。
また会う時は、望んできてね｣
優しく微笑むこの2人の事も忘れられない
どうして一緒に行こうとしないの。
どうして、俺だけを送り出そうとするの。
｢俺たちはもう少し残って、彼を助けようかな｣
｢ふふっ、あの鬼もちょっとは煽ってやりたいよね。｣
｢｢だから、行っておいで｣｣
優しく笑う2人に視界が歪んだ
あぁ今度はこんな異質な世界じゃなくて、
普通の俺の生活する世界で会いたいな
光じゃない、ヒカルにもう一度…
助けてくれたこの2人に、もう一度…
『先に行くよ』
ぽたぽたと目から溢れた涙と共に零れた言葉は、彼らに届いただろうか
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あい - いつも読ませていただいています！伊野尾くんと薮くんの絡みが読みたいのでその二人のお話をリクエストさせていただきます！ぜひよろしくお願いいたします。 (2020年7月15日 1時) (
レス) id: b71f46fd02 (このIDを非表示/違反報告)
トヤ(プロフ) - ゆーみんさんの小説、いつも楽しく読ませていただいています(*^-^*) リクエストなのですが、ゆとやぶのお話が読みたいです…！もしよろしければ、お願いします…！ (2020年7月13日 4時) (レス) id: f00182d8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかにゃん(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませてもらってます！君と僕との約束二回更新になってますがいいんですか？？流し見しただけですが内容が同じなので… (2020年7月12日 19時) (レス) id: e8775be928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみん | 作成日時：2020年4月13日 1時
