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お前なんかに何がわかるって言うんだよ。


「わかるよ、俺もずっと普通だったから」



俺の心をよんだように立ち止まって、ポツリと誰に向けられた訳でもない声に首を傾げた

距離はそれなりに空いているし、彼が声を張り上げたようにも思えないのに、とめどなく聞こえる波の音に邪魔されずちゃんと俺の元へ届くことなんてあるんだろうか



「でも、俺には何も無かったから。
何か出来る気がしてたの。」



彼は眩しそうに飛行機が飛んで行った先の空に手を伸ばした

キラキラと太陽に透けた髪が光って、なんだか彼自体も眩しくて。



「ねぇ、君はキセキってあると思う?」



「そんなの、」



「ふふっ、だよね。
君ならそう言うと思った。」



初めて笑った無邪気な声に心が跳ねて、さっきまでのイライラした気持ちは忘れて彼の元へ砂浜をかけた



「あんたも、信じてないの?」



「ん、俺?
俺はね、、秘密…」





________









「伊野ちゃん!」



「うわっ、!」



「もー、、起きないからびっくりしたじゃん
熱中症?大丈夫?今日暑いもんね」




耳元で聞こえた大きな声に顔をあげると、見慣れた高校の教室では、隣にはクラスメイトの大ちゃんが心配そうに顔を除く


時計を見るともう放課後で、どうやら大ちゃんの部活を終わるのを待ってるうちに寝てしまったらしい



「なんだったんだ…」



「なに?どうしたの?」



「ううん、なんでもない。帰ろ。」




何度も繰り返してきた行動をまた繰り返す。
少しだけ見慣れた景色が輝いているのはなんだろう。



暑い夏の日に見た夢はなんだったんだろうか

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あい - いつも読ませていただいています!伊野尾くんと薮くんの絡みが読みたいのでその二人のお話をリクエストさせていただきます!ぜひよろしくお願いいたします。 (2020年7月15日 1時) (レス) id: b71f46fd02 (このIDを非表示/違反報告)
トヤ(プロフ) - ゆーみんさんの小説、いつも楽しく読ませていただいています(*^-^*) リクエストなのですが、ゆとやぶのお話が読みたいです…!もしよろしければ、お願いします…! (2020年7月13日 4時) (レス) id: f00182d8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかにゃん(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読ませてもらってます!君と僕との約束二回更新になってますがいいんですか??流し見しただけですが内容が同じなので… (2020年7月12日 19時) (レス) id: e8775be928 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーみん | 作成日時:2020年4月13日 1時

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