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衣装に着替えて、メイクもして。
すっかりとアイドルモードになったメンバー達を囲まれる。



JK「ヌナッ!
笑顔!忘れてる!」



ほら!と私の口角を無理矢理上げてくるグガにごめんね。と一言。

緊張してるのは間違いなく私だけじゃない。
それでもみんな笑顔を忘れてない。

私も防弾少年団なんだ。
みんなに笑顔で負けてなんていられない。




「ユンギオッパ」



隣にいたオッパの袖を引き、声を掛けると、ん?と何かを問うようなそんな顔。



「……私、みんなが大好きです。
そんなメンバーと一緒に、ユンウに認められてデビューしたい。
だから……ユンギオッパも手、震えるくらい握りしめないで。
爪くい込んじゃう。手のひら痛くなりますよ。

大丈夫です、だって私の兄でオッパの親友なんですもん。
認めてくれます。あの人なら」



爪を跡が残るオッパの手をそっと繋ぐと、生意気。と私の頬をつねる。

チーク落ちちゃう……!と文句を言えば、小さく有難うなんて。



NJ「ヒョン!Aー!
円陣ーーー!!」

「はぁい!!」



舞台袖で丸くなって私たちを待つ彼らの元へ、オッパの手を引いたまま走り出す。


円陣なんて今までしたことがなくて、どうもぎこちないけれど何となく乗り切って。
たった数十人の家族が待つステージへ足を踏み入れた。

いの一番に視界に移るのはユンウ。
しかめっ面をして、私たちを睨みつけるような、そんな顔。


いつの間にか止めていた呼吸に気付いて、大きく息を吐く。
ぐるりとみんなに周りに囲われて、センターに立った。


後ろにいるナムジュニオッパは、トンっと私の背中を叩いた。
顔を見なくても分かる。


"大丈夫大丈夫“と言ってくれてることくらいは。

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とあるA(プロフ) - るるさん» ただいま誤字脱字の修正中でして……明日にでも全体公開にさせて頂くつもりですので、暫くお待ちください。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: fa0276d033 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 第3章読みたいんですが、、パスワードがいりますよね、? (2019年8月22日 15時) (レス) id: d7b9673173 (このIDを非表示/違反報告)
ucky7(プロフ) - 絶対オチ無し! (2018年7月15日 23時) (レス) id: 9740a3e687 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テテオチでお願いします! (2018年7月12日 7時) (レス) id: ed863df02b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - オチありで!テテがいいです!! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 54732c344b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とあるA | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月20日 2時

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