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やった!!!とみんなで抱き合って喜び合う。
ほら、誰がなんと言おうと、私たちは家族だから。
離れたりできないから。
たった1年と思われるかもしれない。
ただこの1年、私たちは色んな試練を乗り越えた。
だからこそのこの絆だから。
誰にも壊せたりできないんだよ。
YG「ナムジュニもAも、良くやったよ」
ポンポンっと頭を叩くユンギオッパ。
その時頭をよぎるのは、未だに消えない優しかったユンウのこと。
「……明日、予定通り家族の前でパフォーマンスするみたいです。
きっとユンウもいます」
そう言葉を放った瞬間、みんな力が抜けたようにため息をついた。
家族に認められなければデビューしたって心の底から喜べない気がする。
ユンウが反対すれば?
デビューは滞りなく行なっても、私やユンギオッパにはみんなよりもさらに重い足枷になる。
あれだけ私たちのデビューに、私の所属に文句を吐いていた人間がたった数ヶ月で心変わりするんだろうか。
喜びはあっという間に不安に変わり、私たちと空気は必然的に重く暗いものになった。
JM「大丈夫です。
僕達は防弾少年団、どんな抑圧にも負けない。でしょ?」
ジミニオッパはそう言って、テテオッパの背中を思い切り叩いた。
パシンっといい音がして痛がるオッパに、思わず笑みが零れる。
そうだ、私たちはどんな抑圧にも負けない、自分たちの音楽を貫く防弾少年団。
ユンウなんかに負けてたまるか。
ユンギオッパと約束したんだ。
見返してやるって。
認めざるを得ないパフォーマンスを見せつけてやればいい。
……ね、トン先生。
こんな雰囲気になった私たちを笑顔に出来るのはジミニオッパしかいないんです。
やっぱり、ジミニオッパはココにいなきゃダメになるんだよ、私たちが。
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とあるA(プロフ) - るるさん» ただいま誤字脱字の修正中でして……明日にでも全体公開にさせて頂くつもりですので、暫くお待ちください。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: fa0276d033 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 第3章読みたいんですが、、パスワードがいりますよね、? (2019年8月22日 15時) (レス) id: d7b9673173 (このIDを非表示/違反報告)
ucky7(プロフ) - 絶対オチ無し! (2018年7月15日 23時) (レス) id: 9740a3e687 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テテオチでお願いします! (2018年7月12日 7時) (レス) id: ed863df02b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - オチありで!テテがいいです!! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 54732c344b (このIDを非表示/違反報告)
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