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とぼとぼと歩く宿舎への帰り道。
8人もいるのに誰も話そうとはしない。
誰一人として、7人での防弾少年団がイメージできてないからなのかもしれない。
私だってそのうちの一人。
年が明ける前までは私を除く7人が観れることを心から願っていた。
それがどうしたものか、ジミニオッパを除いた防弾少年団ときた。
たった3分の道のり。
気が遠くなるくらいに長く感じる。
1人先に帰っていたジミニオッパに合わせる顔がない。
家族の前で行うパフォーマンスの件を、私達が伝えなければならないから。
家へと繋がる扉。
取っ手は誰にも回されない。
誰も回せない。
鍵を開けることすらも億劫になるほどに、私達は怯えていた。
JM「みんなして何してるんですか、突っ立ったまま」
何かを感じたのか、ガチャリと扉を開けたジミニオッパ。
優しく笑って声をかけてくれるその姿にぎゅっと胸が痛くなる。
家に足を踏み入れようとしない私達に、オッパは頭にハテナを浮かべ
JM「さっさとご飯食べましょ。
今日は僕が作ったから」
なんて。
きっと、私達が何か言われたと気付いている。
それが自分にまつわる事だとも分かっているはず。
それなのになんでオッパは笑っていられるんだろう。
いつものように、私達にとって笑いかけてくれるんだろう。
ジミニオッパに手を引かれたのはテテオッパだった。
それに続きみんなが部屋に吸い込まれていく中、私とナムオッパだけ残る。
「オッパ。
私、やっぱり8人でデビューしたいです。
どれだけ落ち込んでても、こうやって和ませてくれるジミニオッパがいない防弾少年団なんて想像出来ない……」
NJ「……明日、朝早くに起きられる?
パンPDにもういちど抗議しに行こう。
僕は防弾少年団に作るきっかけになったわけだし、Aだって防弾少年団からは外さないって言われてるんだ。
そんな僕らから猛抗議すれば、バンPDだって少しは取り合ってくれると思う」
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とあるA(プロフ) - るるさん» ただいま誤字脱字の修正中でして……明日にでも全体公開にさせて頂くつもりですので、暫くお待ちください。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: fa0276d033 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 第3章読みたいんですが、、パスワードがいりますよね、? (2019年8月22日 15時) (レス) id: d7b9673173 (このIDを非表示/違反報告)
ucky7(プロフ) - 絶対オチ無し! (2018年7月15日 23時) (レス) id: 9740a3e687 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テテオチでお願いします! (2018年7月12日 7時) (レス) id: ed863df02b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - オチありで!テテがいいです!! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 54732c344b (このIDを非表示/違反報告)
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