20 ページ20
それからは楽しくて仕方なかった。
体力はもう底を尽きていた。
汗は止まらないし、息は上がるし辛いし。
それでもそんな事を考えている暇もないくらいに楽しさが上回った。
これから、私達8人のダンスと歌とラップで韓国へ世界へ。
輝いている未来が待ってると思えば、今のこの状況なんてなんてことなく感じた。
「カット!!
バッチリだ!お疲れ様でした!!」
監督のその一言を聞いた途端へにゃへにゃと足の力が抜けた。
倒れそうになる私の体を支えてくれるホソギオッパ。
ニコっと笑ってお疲れ様。とそのまま私の腕を自分の肩に回し、歩き始めた。
もう歩く力も残ってない。
そんな事がバレたんだろう。
捕まっててね。と耳元で囁くオッパに感謝を述べながら、みんな1列に並ぶ。
RM「今日はありがとうございました!」
ナムオッパの声に続き全員で頭を下げると、降ってくる拍手の雨。
そんな雨に見送られながら楽屋に戻ると寂しさが現れる。
隣から聞こえる8人の声。
きっと今日の感想でも言いながらみんな着替えてる。
たった1人の楽屋はとんでもなく寂しいものだった。
1人は慣れていたと思っていたのに。
少しでも1人になるとこうも思ってしまうのか。
聞こえる声に急に会いたくなって、重たい体にムチを打つ。
バタバタと着替えて、荷物を持ち楽屋を飛び出すと、すぐに隣の部屋に入った。
JK「ヌナッ!
なんでそんなに慌てて……」
「なんかね、みんなに会いたかったの」
292人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とあるA(プロフ) - るるさん» ただいま誤字脱字の修正中でして……明日にでも全体公開にさせて頂くつもりですので、暫くお待ちください。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: fa0276d033 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 第3章読みたいんですが、、パスワードがいりますよね、? (2019年8月22日 15時) (レス) id: d7b9673173 (このIDを非表示/違反報告)
ucky7(プロフ) - 絶対オチ無し! (2018年7月15日 23時) (レス) id: 9740a3e687 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テテオチでお願いします! (2018年7月12日 7時) (レス) id: ed863df02b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - オチありで!テテがいいです!! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 54732c344b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ