19 ページ19
何回も何十回もダンスを踊る。
体力がドンドンと削られて、休憩を入れていくもその数十分じゃ回復は追いつかない。
こんな時に思い知らされる男と女の差。
私が遅れてると声が飛んできたのは、もう何回にも及ぶ。
セットの隅、膝を曲げて座り込んでいると隣にドサッとユンギオッパが座った。
YG「やべぇよなぁマジで。
踊りすぎっつうかさ。
そりゃ間違えもするし、体力もなくなるっての」
俺元々体力ねぇのによ。と笑うユンギオッパ。
きっと私を気遣ってくれたんだと思う。
確かにユンギオッパはみんなの中でも体力はない方だろう。
ただ、学生時代バスケットボールをやっていた彼が私と同じような状況だとは考えづらかった。
YG「でもさ、これからもっと俺ら登ってくわけじゃん。
ライブだってする。
そしたら体力なんてこれ以上使う。
ここで負けてらんねぇだろ」
ポンポンっと私の頭を叩いて、フッと笑ったオッパ。
___いずれは世界に
そう語り合ったのが何年も前のように感じる。
でも、それでもその夢は消えたわけじゃない。
むしろその夢への第1歩を今踏み出そうとしているんだ。
そう思えば体はふと軽くなったように感じて、まだ踊れる。
まだまだやれる。
って、そんな錯覚を引き起こした。
「ユンウ、見返すんですもんね。
世界中の人に認めてもらって、ユンウにこれでどうだって。
私だってここに居ていいんだって、胸張って言えるように」
YG「それだけじゃねぇよ。
俺ら防弾少年団を好きになってくれるかもしれない人達に、バンタンに着いてきてよかったって言って貰えるように。
だろ?」
292人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とあるA(プロフ) - るるさん» ただいま誤字脱字の修正中でして……明日にでも全体公開にさせて頂くつもりですので、暫くお待ちください。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: fa0276d033 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 第3章読みたいんですが、、パスワードがいりますよね、? (2019年8月22日 15時) (レス) id: d7b9673173 (このIDを非表示/違反報告)
ucky7(プロフ) - 絶対オチ無し! (2018年7月15日 23時) (レス) id: 9740a3e687 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テテオチでお願いします! (2018年7月12日 7時) (レス) id: ed863df02b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - オチありで!テテがいいです!! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 54732c344b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ