The only woman in the group -2-

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あっという間に時間は過ぎていくもので、テテオッパのセンイルも終わり年は明けた。


ダンスの練習も決まり事を作ってからは、上手くいくようになり、みんなの衝突は減った。

無くなったと言えないのは、やっぱり喧嘩は起きるもので少しでも目を離せばそこらで喧嘩のオンパレード。
そこに止めに入らないのは、放っておいても仲直りするって分かっているから。



「緊張する……オッパ、吐いたらごめんなさい」

JN「僕が作った朝ご飯無残な姿で見たくないよッ？！」



大きなスタジオを目の前にして緊張するのは、この世の摂理だと思う。

今日はNo more dreamのMV撮影。


PDとの話し合いの結果、1月にこれを、3月にはWe are Bulletproofの撮影をすることに決まった。


ド緊張しているのは間違いなく私だけじゃない。


グガやテテオッパは顔真っ青だし、ジミニオッパに至っては、スマホを手に取ってはポケットに納めるのを繰り返している。
かくいう私は、ジニオッパの後ろに隠れ、その背中に頭をぶつけていた。



RM「練習と同じようにやればいいんだよ。
Aの才能を、みんなに見せつける場所だと思えばいい」



ポンっとオッパは肩を叩き、笑顔を見せてくれた。

この笑顔には酷く弱いらしい私は、呆気なく緊張することをやめ、すっかり張り切ってしまった。


最近紹介されたマネオッパに連れられスタジオの中に入ると沢山のスタッフさんの姿。

ここにいるみんなで、1つの作品(エンターテインメント)を作り上げる。


そう思うとなんだか楽しみになってきた。

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