The only woman in the group -3-

JH ページ26

「疲れて、るんですかね……
ちょっと分かんないです」



そう笑う彼女。
どうしてもその顔が気に入らなくて、本当は無理矢理にでも宿舎へ連れて行きたくなる。


にじみ出る疲れとか、作り笑いにも見えるその表情が、どうしても助けてあげられない自分の無力さが、気に入らない。




JH「今日はここまでにしとく？
そう少しだけ進めるの？」

「……明日ナムジュニオッパにでも手伝ってもらおうかな……！」



そう言って彼女はPCの電源を落とした。

知ってるよ、手伝ってもらうことはないの。
分かってるよ、君が誰もた頼らないの。
もう充分すぎるほどに、君は努力をしてるから。

少しくらい僕にだって弱音を吐いて、少しは頼って。


ジニヒョンとご飯を作って、ユンギヒョンと曲のことで。
ナムジュニとは最近日本語や英語を教え合ってるし、ジミナとはよくダンスを踊り合ってる。
テヒョナとは一緒に寝て、ジョングガにはボイトレを。

僕とは？
最近新曲のダンスを踊っている訳でもない。

何かがある訳でもない。

きっと僕だけが勝手に劣等感を抱いて、1人落ち込んでるだけ。

そうは分かってるけど、唯一のヨジャに頼って欲しいとか、そう思うのは仕方ないこと。

そうでしょ？

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