ハイキュー！！＊ありがとうを君に＊ (ページ5)

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第4話・愛情表現ページ5

あれから三年の時が経って。

今、私はとっても幸せに生きている。

「はい、Aちゃ～ん！ご飯ですよ～！」

「ワンッ！(ありがとう！)」

ココは私のお家。

あの日…私は佐久早家の人達に引き取られた。

「おはよ…」

「おはよう、聖臣！さ、ご飯出来ちゃってるから食べなさいな」

「母さん…ちゃんと手、洗ったよね？」

「またこの子ったら…心配しなくても大丈夫よ！後、聖臣もAちゃんに挨拶しなさいな」

ママさんにそう言われてコッチに目を向けるキヨオミ。

私は尻尾をブンブン振って今か今かと待ち構える。

「……おはよ、A」

「ワフッ！！(おはよう、キヨオミ！！)」

佐久早家の中で、私が一番大好きなキヨオミに飛び付いて頭をグリグリと胸に押し付ける。

顔を舐めたら思いっきり怒られたから、それ以来、こうやって頭を押し付ける。

これが、今の私なりの精一杯の愛情表現。

でも、キヨオミが自分から私に触る事は一度も無い。

「…毛が付いた。着替えてくる」

……コレもキヨオミはお気に召さないみたい。

キヨオミは清潔癖？があるんだったっけ…ニンゲンの事は良く分からないけど、ちゃんと伝わってるかな？

私が

＿＿どれだけキミに“感謝”しているか＿＿