第六話 ページ7
貴方「別にいいじゃあねぇか。本人が大丈夫って言ったらそれで大丈夫なんだよ!それよりお前はもう寝ろ!ガキィがこんな時間にいつまでも起きているんじゃあねぇ!」
オティヌス「でもなあ。お前それかなり異常な事なんだぞ。本来能力者が魔術を使えば体がいかれるのは当たり前として信じられてきたのに、それがあっさり破られてしまうなんて・・・まったく貴様は魔術の伝統ある歴史を潰すつもりなのか。本来ならもっと真剣に考えるべきなんだぞ。だから・・・」
貴方「はいはいはい!わかったからお前はもう寝ろ!そんなくだらねぇ話にいつまでも俺は付き合いたくはねぇからな!ほら!そこに押し入れがあるだろ!そこから掛け布団と敷布団を持っていて寝ろ!わかったな!」
オティヌス「ふざけるな!私はそんな質素な物では寝ん!あそこにある大きなベットで寝させてもらうぞ!」
そう言ってオティヌスはAがいつも寝ている大きなベットに走っていき、そこに勢いよくダイブして行った。それを見ていたAはすぐさま怒りがまたこみあげてきた。
貴方「お前・・・さっきから自分の家にいるようにくつろぎやがって・・・いい加減にしやがれ!!お前わかってんのか!?お前は簡単に言うとこれから俺に世話をしてもらう立場なんだぞ!なのにお前が俺のベットを使うとはどうゆうことだ!俺が自分で敷布を引いて寝ろっていうのか!?本来逆だろ!」
それを聞いたオティヌスは涼しい顔でAにこう言った
オティヌス「別に構わんだろ。お前のような人間が床に寝ても。別に誰も気にしないさ。それより私はもう眠いから寝させてもらうぞ。じゃあな人間。また明日の朝にでも会おうぞ。」
そう言うとオティヌスはそのままカイのベットで眠ってしまった。それを見ていたAもさすがに寝ているオティヌスを起こすのは悪いと思ったのかそのままオティヌスを寝かせておいて、自分は魔術の練習をし続けたのである。しかしこの時はAにはまだわからなかった。この魔術と言うものを使い自分がこの小さな魔神の少女を守るために使うことになると言うことを。
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作者名:BF | 作成日時:2014年2月22日 16時