第二十三話 ページ24
オティヌス「お前は毎回毎回私の話には興味を示さないのにこうゆう時だけは良く聞きたがるな。まあいいか。じゃあ一応説明しておくが本当は私は魔神の力が使えくなったのではない。今は一時的に使えなくなっていると言った方が正しいんだ。」
貴方「ふーんそうなのか。そんな事よりどうして封じられたんだ？わけがわからねぇぜ。お前は一応これでも魔術を極めた奴なんだろ。なら自分でその魔術を解けばいいじゃあねぇか。」
オティヌス「そんな事が出来たらこんな所には来ないぞ。全くお前は頭がいいのか悪いのかはっきりしてくれないか。説明するこっちが疲れてしまう。」
その言葉に少しカチンときたAだったがそのままオティヌスの話に耳を傾ける。
オティヌス「まあでもその魔術は時間がたてば解けるタイプだからそこまで心配する必要はない。全く魔神の力が使えなくなったわけではないからな。まあでも今のは私はそこらの一般的な魔術師ぐらいの力しかない。だからここまで来たのだ。私の力が全開に回復するまでの場所にはうってつけだったからな。」
貴方「なるほどな。確かにここならほとんど魔術師とかいう奴は入ってこないしな。まあでもお前もそんな奴に変な魔術を掛けれるって事はそうとう恨みを買っているな。まあ俺も同じようなもんだがな。」
オティヌス「お前なんてまだ優しいものだ。どうせそこら辺にいる不良ぐらいだろ。私の場合は全魔術結社が敵だからな。ちなみに私にこの憎たらしい魔術を掛けたのは私が昔滅ぼした魔術結社の残党が掛けたものなんだがな。全く余計な事をしてくれたものだ。せっかくグレムリンという組織をあのヒーローの為に作ろうと思っていたのにな。そいつらのせいで大幅に計画が狂ってしまったが、まあ別にいいか。そんな組織を立ち上げなくても別に私は一人でやっていけるしな。」
貴方「本当にお前一人でやっていけると思っているのか。」
オティヌス「なんだって？今なんて言ったA？」
貴方「だからお前一人でこれから先やっていけるのかって聞いているんだ。オティヌス。」
オティヌス「当たり前ではないか。私は今たまたま魔神の力がないだけでまた私に魔神の力が戻れば一人でやっていけ・・・」
貴方「いや無理だな。お前は絶対にこれから先一人ではやっていけない。いやむしろお前はそもそも一人でなんかやっていきたいなんて思っていないハズだ。お前は誰かに助けを求めている。俺にはそう感じてくるよ。お前から。」
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作者名：BF | 作成日時：2014年2月22日 16時
