第二話 ページ3
貴方「まあでもまだ俺の邪魔をするって言うのならば、もっと酷い目にあわせるがな。」
その言葉を聞いた不良たちの顔から血の気が引いていく。確かに自分達のリーダーをコテンパンした奴と戦へって言うほうが無理な話だ。不良たちは急いで自分達のリーダーを背中に背負って悲鳴をあげながら逃げて言ってしまった。その様子を見たAは呆れ顔で路地の奥へと歩いていく。
貴方「バカどもが。さすがの俺でも雑魚をいたぶるような真似はしないっつうの。それよりもうこんな時間か・・・早く家に帰って寝よう。」
オティヌス「ほう。もう帰るのか?人間。どうせなら少し私と話していかないか。」
その言葉を聞いた瞬間Aは急いで後ろを振り向く。常人ではなかなかできないような反応スピードだが、それは彼が日頃から体を鍛えているから出来ることだろう。そこには魔法使いの格好をした少女が立っていた。
オティヌス「いい反応だ。ますます私を護衛するにはぴったりの人選だな。」
貴方「なんだテメェは。俺の後ろにいきなり立ちやがって俺を暗殺でもするつもりか。まあやるって言うなら例え女といえども容赦はしねぇぞ。」
その言葉を聞いたオティヌスは一瞬驚いた顔をしたが、その3秒後に腹を抱えながら笑いだした。
オティヌス「あはははは!なかなか面白いな人間!暗殺とは考えつかなかったよ!まあでも私はチマチマと戦うのは好きではないからそんな方法はとらないがな!それより拳を下ろせ!人間!別に私はお前と戦うわけじゃあないのだからな!ただお願いをしに来ただけだ!」
貴方「(お願いだと!?なにこいついきなり訳分かんねぇ事言ってんだ!?俺こんな奴と面識一度もないぜ!?こいつ頭がおかしい奴なのか!?)」
オティヌスの様子を見ていていたAもさすがに毒毛が抜かれたのか、とりあえずこの少女に対する警戒は解く事にした。そしてオティヌスの話に耳を傾ける。
オティヌス「何!別にたいした話ではない!お前にお願いと言うのは私の魔神の力が戻るまでお前の家に住ませて欲しいのだ!どうだ!全然たいした話ではないだろ!」
その言葉を聞いたAは一瞬何をこの少女が言っているのかがわからなかったが、すぐにその言葉を理解して、大声で目の前の少女にこうぶつける。
貴方「おおありなんだよぉぉぉ!!!何が大した話ではないだろう!だぁ!!ふざけんな!どうして俺がテメェ見てぇなガキを自分の家に連れていかなきゃいけねぇんだよ!!」
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作者名:BF | 作成日時:2014年2月22日 16時