第十一話 ページ12
そう言うとカイはオティヌスの手を取りながら能力を発動させた。すると二人は恐ろしい速さで人ごみを抜けて行く。しかしオティヌスの方があまりにいきなりすぎてかなりの大声で悲鳴をあげている。
オティヌス「うわあああ!!早く止まれA!!私はあまりの速さで目が回りそうだぞ!!」
貴方「がまんしやがれ!あと少しでこの人ごみから抜ける事が出来るからな!」
それから2分後A達はようやく人ごみから抜ける事ができた。
服屋セブンミスト前
オティヌス「ハァハァ・・・私と手を繋いだと思ったらいきなり自分の能力を使って私を引っ張っていきやがって・・・まったくもう!お前はいったい何なんだ!」
貴方「うるせぇな!あのままあの中にいたら俺は気が狂いそうになっちまうんだよ!それよりお前まずは服を買うぞ!その格好じゃあ恥ずかしすぎて何処も行くことが出来ねぇからな!」
オティヌス「この服の何処がおかしいんだ!お前は!いいか!この服はなぁ魔術的な意味もあるから簡単に変える事など出来ないんだぞ!それに私はこの服は気にいっているんだ!だから私は服などいらぬ!ずっとこのままでよいわ!」
貴方「お前なめた事言ってんじゃあねぇぞ!それは服って言うよりただの布みてぇなもんだ!そんな服装の奴と俺は一緒に歩きたくねぇし、それにこれ以上駄々をお前がこねるんだったら俺は家に帰らせてもらうぞ!それでもいいなら別にその服装のままでもいいがな!」
オティヌス「う・・・それは嫌だな・・・ならわかった・・・私は服を変える。だからこのまま私を案内してくれ・・・A・・・」
貴方「わかればいいんだよ!じゃあ早速中に入るぞ!」
セブンミスト
貴方「さってどの服を選ぼうかな?なるべく人前で恥ずかしくないような服を選ばないとな。まあでも俺も服装なんてあまり考えないし、しかも女の服といったらもっと探すのが苦労しそうだな。しかたない。とりあえず店員にでも聞いてみるか。」
オティヌス「おい!A!この服なんかどうだ!この服なら私でも気に入りそうだぞ!」
貴方「却下!お前はまたそんな服を着るつもりか!だいたいその服は肌が露出する部分が多すぎるし、しかもお前その服の値段を良く見ろ!二万だぞ!ふざけんじゃあねぇ!」
オティヌス「むうそうなのか・・・せっかく私の好みに合いそうな服だったのになぁ・・・」
貴方「お前の服のセンスはおかしすぎるんだよ!それより早速店員にでも聞いてみるか。」
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作者名:BF | 作成日時:2014年2月22日 16時