第四十三話 ページ44
石丸「では今日も我々の血と肉となる食材達に感謝をこめていただき！」
仁「とその前に私から一ついいかね。皆」
大和田「あ？何だ学園長？もしかしてまたいつものように訳のわからねぇー話をすんじゃねぇーだろうな？それだったら俺達はいつもみたいに聞き流すぜ。あんたの話を」
仁「いやいや。今回はいつものようにわけのわからない話じゃないよ。実を言うと私は明日、このエモとエモの奥さんと一緒にちょっと出掛けてこないといけないんだ。だから明日は君達だけで」
霧切「ご飯とかの用意をしなさいって事ね。このバカ親がいいたい事は」
葉隠「しかし何で急にまた学園長はここのオーナーと出掛けないといけねぇーんだ？もしかしてそうする理由とかあったりすんのか？その二人とでかけないと行けねぇー理由が」
学園長「いや...まあ...それは」
霧切「ヒント。ここはこのバカ親の地元。そしてあのオーナーとあの奥さんとあのバカ親の元同級生。ここまで言えばわかるわね。皆」キリ
朝比奈「あ！もしかして学園長...！」
十神「全くこいつには本当に呆れさせられる！まさかこんな時にこいつはかつての仲間と同窓会をやるなんてな」
学園長「いやー！だって久しぶりに地元に帰ってきたら他の仲間に会いたくなるだろう！君達も！だから私は」
霧切「まあとにかく明日一日は私達で過ごさないといけないわけだから、明日は皆で力を合わせてやっていきましょ。こんな大人達の力を借りなくても」
十神「じゃあ早速飯でも食ってさっさとスキーをやりにいくか。では食うぞ！お前ら！」バクバク！
石丸「おい！十神君！まだ合掌の途中だぞ！全く！君という奴は！」
こうして苗木達は明日一日だけここにいる生徒達だけで過ごす事になった。そして苗木は今日もスキーを皆と一緒に楽しくやったのだが、セレスと一緒に滑っていた時間帯の方が他の皆から見ていたら、多かったように感じだ。そしてこの光景は他の男子から見れば「苗木も少しは恋愛に興味を持ち始めたな」と思う反面、苗木に好意を持っている女子達にとってはあまりいいものではなかったようだ。(勿論苗木は他の女子達ともちゃんと滑っていたが...)そして中でも舞園の視線は他の女子達とは比べものにならないほどの憤怒の視線だった。これは彼女がこの合宿を通して、他の女子より苗木とあまり関わっていない事と、元々の彼女の体質のせいなのかもしれない。そうあの苗木達の一個上の先輩、罪木のような嫉妬深い性質と...
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作者名：BF | 作成日時：2015年2月18日 19時
