第三十三話 ページ34
苗木「クソ！やっぱりこういうゲームでは全然セレスさんには歯が立たないや！さすが超高校級のギャンブラー！恐るべし！」
セレス「ふふ！まあこれがわたくしの仕事みたいなものですからね！」
苗木「それよりそろそろ僕も自分の部屋に帰ろうかな。さすがに江ノ島さんもそろそろ落ち着いたと思うしね。じゃあセレスさん。途中まで一緒に」
セレス「苗木君がそういうなら仕方ありませんね。(まあわたくしとしてはもう少し苗木君と一緒に遊びたかったんですが...流石にそろそろ自分の部屋に帰らないと霧切さん達も気づくかもしれませんしね...まあ今日はここら辺でいいでしょ。苗木君と遊ぶのは。それに彼ならわたくしが誘えばいつでも付き合ってくれますしね！)」
廊下
舞園「苗木君！今の今まで何処に行ってたんですか！？部屋にもいなかったので私凄く心配しましたよ！凄く！」
苗木「アハハ...！ごめんね...！舞園さん...！勝手に何処かに行っちゃって...！でも次からはちゃんと舞園さんにも報告するようにするよ...！多分」
舞園「もう多分ってなんですか！多分って！折角この私が苗木君の為にクッキーでも焼いてあげようと思ったのに！全くもう！」ぷんぷん！
セレス「さてじゃあわたくしも部屋に...」ガチャ
１０８号室
セレス「ふぅ...全くあの枕は苗木君にあんなに詰め寄って...きっと今頃苗木君に色々な事を聞いて」チャ
霧切「苗木君と何処に行っていたか事細かにこの私に話しなさい。セレスさん。でないと今日、貴方は床に寝てもらう事になるわよ。そうあったかいベットじゃなくてこのカーペットでね」
セレス「探偵がそんな危ないものを持っていていいんですの？霧切さん？それにわたくしは別に苗木君とそこで偶々会っただけで、別に何も」
霧切「じゃあどうして貴方のポケットの中に私の探偵道具が入っているのかしら？セレスさん？」
セレス「...」
霧切「これを使うって事はよほどの事があったって事よね。早くいいなさい。セレスさん。この私に本当の事を。でないとこれで貴方の事を」バチバチ！
セレス「(霧切さんに嘘はつけませんわね...)わかりましたわ。じゃあ貴方に話すとします。どうしてこれをわたくしが持っていたのかという理由を」
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作者名：BF | 作成日時：2015年2月18日 19時
