第二十一話 ページ22
霧切「むしろ止まる時は自分の足を内またにしてスピードを弱めていくのよ。まあ簡単に言えば足をハの字にすればいいって事。でもこれが上手く出来てないと今すべっている山田君みたいに」
山田「ひえええええ！！全然スピードが弱まりませんぞ！！うぎゃああああ！！」ザー！ドシーン！
霧切「ってなるのよ」
セレス「なるほど。良くわかりましたわ。今のあれで。ではもし転んでしまった場合はどうやって起き上がればいいのですか？さすがにわたくしもこれから滑っていけば確実に転んでしまうと思うので」
舞園「そういう時は今あそこにいる石丸君のように」
石丸「うおおおお！転んでしまった！一体どうやって僕は起き上がればいいんだ！！？」アタフタ
不二咲「大丈夫だよ！石丸君！そういう時はね」
大和田「両足を斜面の下側に持っていって、まず滑れないようにし、そしてそこから両足を斜面の横に揃えて、山側の手を斜面につけてそこから立ち上がるんだ！頑張れ！兄弟！」
石丸「ぬおおおお...！」プルプル
不二咲「頑張って石丸君！」
石丸「ハァ！！やった...やったぞ！！僕は自分の力だけで立ち上がる事が出来たぞ！！これも兄弟と不二咲先生のおかげだ！！」ウルウル！
大和田「さすが兄弟！大した根性だぜ！」
不二咲「うん！これで転んでももう大丈夫だね！」
舞園「って感じですよ。セレスさん」
セレス「なるほど...結構難しいですわね...立ち上がるのって」
苗木「まあ確かに最初のうちは難しいよね...ああいう風に立つのは...でもそういう時はストックなどを使って体を支えたり、周りの人の力を借りれば大丈夫だよ。うちの作者だって始めてスキーをやった時は何回も周りの友達に助けてもらっていたしね」
苗木「って事でこれでスキーの大まかな説明は終わりだよ。後はまあやっぱり口で説明するより、何回も練習して自分の体で覚える事！これが一番さ！じゃあセレスさん！」
セレス「ええ！わたくしも滑ってみますわ！苗木君達と一緒に！」
そして３時間後
セレス「ひゃほー！！」ザザー
苗木「わぁーセレスさん凄いスピードだ！まさかここまでセレスさんがすぐに滑れるようになるなんて(やっぱりセレスさんは凄い人なんだな...あんな短期間でスキーの滑り方をマスターしてしまうなんてさ)」
桑田「うおおおお！！舞園ちゃんー！！」ザザザー！
舞園「きゃあああ！！こっちに来ないでください！！桑田君！！っていうか桑田君滑れるようになるの早すぎです！」
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作者名：BF | 作成日時：2015年2月18日 19時
