今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:193,867 hit
小｜中｜大
5 ページ5
そう思った私は、斗亜の腕を掴み、2人に向かって走る。
「はっ！？姉ちゃん！？」
「斗亜、逃げて！」
斗亜を前に押して、何かあったら自分が刺される覚悟で。
「どうしたん…？」
なぜか立ち止まってる2人にも、
「早く！走って！」
そう言って押す。
「えぇ？」
お父さんの困惑した声。
「僕もなんでかわからん。姉ちゃんがはよぉって」
「不審者！あそこに！はやく！」
そう指差すと、何故か笑い出すかおりさん。
「かおりさんっ、危ないって」
「不審者、やって。」
そう少し声を張り上げて言った先にはやっぱりさっきの不審、
いや怖そうなヤバそうなお兄さん。
「マジでないわ。」
先程よりも低い声な気がする。
「あんたが変な格好してるからやろ」
待って、かおりさん普通に会話
…ってことは、
「まさか、…」
「息子の大吾です。」
「え！嘘やん…」
横からでは口元しか見えなかったからわからなかったけど、黒い縁のメガネもかけていた。
どんだけ黒好きなん、とか頭の片隅では思いながら
黒いフードの下からこちらを睨む目はひたすら怖かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 483人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！最後まで完結できるように応援してます！ (2020年9月28日 15時) (
レス) id: 1ca1725196 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう
| 作成日時：2020年9月16日 18時
