Story 27. ページ29
*
だいちゅんに注意されながらやることを全て終え
帰ることに。
途中でタピオカを買い飲みながら帰宅ルートを歩く
駿佑は自転車を押して私たちのペースに
合わせるようにしてくれていた。
タピオカ飲むことに集中してるのかなぜか
会話が止まる私たち。
私を挟んで2人が歩く。
ふと頭に浮かんだ1つの疑問。
｢そういえば、駿佑、好きな人出来たんじゃないの？｣
駿佑｢好きな人？おるよ｣
｢その子と一緒に帰ったりしないの？｣
駿佑｢それを決めるのは俺やから。｣
｢そっか｣
駿佑と話していると突然左手に温かさを感じた。
左側にいるのは恭平。
指を絡ませ合うように繋がれた手。
その手が私と駿佑の世界になることを阻止している
ようで。
恭平｢みっちーどこまで一緒に来るん｣
駿佑｢はいはい、邪魔はしませんよ｣
恭平の一言で、飲み終わったタピオカのカップを捨て
自転車にまたがる駿佑。
駿佑｢じゃ、また明日！｣
｢うん、明日ね！！｣
駿佑と別れ、恭平と並んで歩く
恭平｢気になるん？｣
｢何が？｣
恭平｢みっちーの好きな人のこと｣
ふざけていたときとはガラリと変わり、真剣な
問い掛け。
｢気にならないって言ったら嘘になるかな｣
恭平｢そっか。｣
恭平に気をつかって気になってないって答える
ことも出来たのだろうけれど、恭平に嘘は
付きたくなかった。
そして、彼も彼で、優しい微笑みを浮かべながら
どこか遠い目をした。
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
