Story 10. ページ11
駿佑 side
悔しいと思った。
ある日を境にAは俺にあんな笑顔を向けなく
なった。
和也｢みっちーやん、何しとるん。覗き見か！｣
駿佑｢しっ！！大橋くん声大きい｣
放課後、職員室に用があって戻ったら廊下まで
響き渡る楽しそうな声が聞こえた。
その声は俺の教室２年Ｂ組からだった。
ドアの向こうではAと、それから、
恭平がいた。
和也｢彼氏、行ったりや。取られんで｣
駿佑｢ええねん、別に｣
僕らが別れたことを誰にも言ってない。
言わなきゃあかんのやろけど俺の未練が
それをためらう。
俺が惚れた笑顔をモノにしたのは恭平なんやと
気付いた。
いつから？2人はいつからそういう関係やったん？
聞きたい、聞きたいけど聞いてしまったら……
自分で手放したんやから。
自分に言い聞かせてその場を離れようとしたとき
静かになった今日の真ん中で、
2人が見詰め合った。
駿佑｢おい、恭平！！｣
衝動だった。あのまま割り込まなかったら
その続きはきっと……
邪魔してごめんな。
恭平、恭平はAのことが好きなん？
Aは、俺に恋してくれてた頃はあの笑顔
俺に向けてくれてたやん。
なんで変わったん？
あの笑顔を取り戻すために、また俺に恋して欲しい
そう願ってあの日別れた。
だけど、現実は残酷で、恋する君の笑顔は
恭平に………
*
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
